大和ハウスグループのステークホルダー
- 1.私たちは、誰に対しても誠実に向き合うことを心掛けるとともに、良質な商品やサービスの提供に努め、常にお客さまの満足と信頼を得るために最善を尽くします。
- 2.私たちは健康と安全に留意すると共に風通しの良い公正な職場づくりに努めます。また一人ひとりが成長できる人財育成の機会を提供します。
- 3.私たちは取引先とのパートナーシップを大切にし、適切な関係を構築します。また、自由な市場の競争原理に従い、業界全体の健全な発展を目指します。
- 4.私たちはその地域の文化や習慣を尊重し、事業活動や地域共生活動などを通じて社会の持続的な発展に貢献します。
- 5.私たちは経営ビジョンに掲げる「共創共生」の精神のもと、株主との目的をもった対話を実現するため、双方向のコミュニケーションの充実に努めます。
社会性行動計画(エンドレス ソーシャル プログラム)
マテリアリティと社会性行動計画のつながり
当社グループでは、“将来の夢”(パーパス)を実現するために取り組むべき課題(マテリアリティ)を2022年度に設定しました。マテリアリティの特定においては、社会変化をふまえ、“将来の夢”(パーパス)の実現に必要となる要素を検討。「18の重要課題」を導き出し、そのなかには、「働きがいとウェルビーイングの追求」「自立した人財の育成」「バリューチェーン全体の人権尊重」などの社会性に関連する項目が含まれています。
また、外部環境としては、サステナビリティ情報開示の国際的なガイドラインであるGRIの要請項目やESG評価機関の評価項目などを社外からの要請として抽出しました。
そこで、ステークホルダーの関心度および事業との関連性が高い「9つの社会性重点テーマ」を特定しました。この社会性重点テーマについて、中期経営計画の対象期間に合わせて社会性行動計画「エンドレスソーシャルプログラム(ESP)」を策定しています。
社会性行動計画の全体像
ESPでは、特定した「9つの社会性重点テーマ」について、具体的な目標と計画を設定して取り組みを進めます。
サステナビリティマネジメント体制
当社グループでは、委員長を経営戦略本部長とする「サステナビリティ委員会」を設置し、年2回実施する当委員
会では、当社グループが取り組むべき社会性分野を中心とした重要課題について審議・決定し、当該決定に関する全
社の取り組みを指示・統括しています。また、中長期の企業価値向上に向けたビジョン・戦略の実効性を高めるため、
当社の社会性分野に関する重要な事項は、サステナビリティ委員会からコーポレートガバナンス委員会に情報提供
を行う体制になっています。
2024年度は、サステナビリティ経営のさらなる推進のため、サステナビリティ委員会において社会性行動計画策
定に向けた審議を行い、社会性分野の重点テーマ、およびテーマオーナー部門を特定しました。その後、重点テーマ
ごとにテーマオーナー部門が「ありたい姿」を掲げるとともにKPIおよび目標値を設定し、社会性行動計画「エンド
レスソーシャルプログラム(ESP)2026」を策定しました。
2025年度からは、年度単位での改善計画を基にしたESP2026のPDCA管理をスタートさせ、各KPIの目標および実績の進捗管理や、今後の課題について各重点テーマの担当役員へのレビューを行い、施策や目標、計画などの見直しを定期的に実施していきます。また、ESPの進捗を含む重要事項は、サステナビリティ委員会を通じて取締役会に報告の上、決議・指示を仰いでいきます。
なお、昨今、連結での非財務情報の管理・情報開示の要請が高まっていることを受け、今後はさらに対象範囲を拡大し、グループ会社一体での計画・目標を設定し進捗管理を行うことで、連結ベースでのサステナビリティ経営を推進していきます。
なお、2024年度までは環境と社会を別々の委員会にて統括してきましたが、2025年度からは、両分野を一体的に統括し監督・意思決定を行う場として、新たなサステナビリティ委員会に一本化し、グループ全体の中長期的な環境と社会に関するリスクと機会、重要課題の特定や、方針・体制・制度の審議を行っていきます。
社会性行動計画「エンドレスソーシャルプログラム2026」および現在推進中の環境行動計画「エンドレスグリーンプログラム2026」に基づき、環境・社会性領域に関する社会課題への対応を全社的かつ戦略的に進めることで、社会課題の解決と企業価値の向上を加速させ、“将来の夢”(パーパス)の実現への歩みを着実に進めていきます。
社会性行動計画 ( エンドレス ソーシャル プログラム 2026)
「エンドレス ソーシャル プログラム 2026」は、2025年度からの計画のため、2024 年度実績は参考値です。
※SSG:サプライチェーン・サステナビリティ・ガイドライン