当初は吹き抜け天井のリビングを考えていましたが、家全体の採光を考え、吹き抜けには階段とスキップフロア（中2階）を設け、リビングと立体的につなげました。高い位置に設けた窓からの光がリビングまで届きます。「朝日が降り注ぐ階段を下りていく瞬間が、毎日とても幸せです」と育美さん。

スキップフロアのファミリースペースは、子どもが少し大きくなった時、遊んだり勉強をしたりするのにぴったりな広場に。1・2階をつなぐ場所を作ることで、建物全体を使いこなせる住まいになりました。

キッチンとダイニングは横並びにレイアウト。家電や食器類は背面収納に入れてスッキリと

リビングは自由にくつろげるロースタイル。ソファに腰かけても、窓辺にもたれて座っても心地良い空間は、友達家族が大勢訪れてもゆったり集える広さです。人通りの多い道に面した敷地ですが、ウッドフェンスが目隠し効果を発揮し、カーテンを閉めなくてもプライバシーの心配がありません。

本が好きな夫の雄介さんの夢は、家中のいろんなところで快適に読書をすること。そこで、スキップフロアの下をファミリーライブラリーとして活用。家族の気配を感じながら自分の好きなことに集中できる、とっておきの〝おこもり空間〞になりました。

「家づくりの秘訣は良いスタッフに出会うこと、希望をしっかり伝えることですね」と雄介さん。光あふれるこだわりのわが家が、家族の時間をつないでいくことでしょう。

ウッドデッキに腰かけて和むKさまご家族。ウッドフェンスで囲われているので、外からの視線も気になりません