タ行
- 宅(託)老所
- グループホームは中程度の認知症高齢者を対象としているの比べ、宅(託)老所はさまざまな障害をもつ高齢者を対象とし、日中や短期の入所などを行う小規模の施設で「ミニデイサービス」「デイホーム」などとも呼ばれています。サービスの形態は多様で、最近は複数のサービスを提供する多機能の宅(託)老所が増えてきています。
- 第三者評価
- 介護事業者が自らのサービスの質を主観的に判断する自己評価に対し、評価センターなどの調査員が事業所を訪問し、記録や資料に基づいて客観的に事業所の実態やサービスの質を判断するのが第三者評価です。これによって自己評価の検証が可能になります。
- ターミナルケア
- terminal care。終末期の医療や看護、介護をいいます。これ以上の治療の見込みがなく、死期が迫っている患者に対し、延命治療中心でなく患者の人格を尊重したケア(介護)を中心とした支援を行います。身体的苦痛や死への恐怖を緩和して残された人生をその人らしく迎えるためのサポートをいい、末期ガン患者などのターミナルケアのための医療施設をホスピスともいいます。
- 地域医療
- 個人を診療単位とするのではなく、特定の地域全体を診療単位として地域の中で起こる病気を地域とのつながりにおいてとらえていこうとする医療形式のこと。プライマリーケアや公衆衛生活動も含まれます。地域医療に従事する医師をアメリカでは家庭医,イギリスでは総合医と呼んでいますが、日本では地域医療に対する理解がまだ遅れており、実施できる医者の数も少ないのが現状です。
- 地域社会
- 都道府県から市町村、学区まで、とらえ方によってさまざまですが、地域福祉としての地域社会は、市町村、またはその学区や町内会、自治体ごとに行政区域を区割りした単位を示す。欧米ではコミュニティといわれています。
- 超音波検査
- 極めて波長の短い超音波を用いて人間の身体のなかを検査すること。医療現場ではエコーともいい、検査する部位によって「心エコー」や「腹部エコー」などの種類があります。
- デイサービス(通所介護)
- 在宅の高齢者等に施設に通ってもらい、機能訓練や食事および入浴のサービス、またリクレーションや健康チェック等のさまざまなサービスを提供します。高齢者に対して適切な生活指導も行います。基本的にはすべてのサービスを日帰りで提供します
- 通所介護
- デイサービスのことで日帰り介護ともいいます。居宅サービスの一つで入浴や食事、日常生活上の世話や機能訓練などをデイサービスセンターで行います。いろんな人に交わり、様々なアクティビティーを通じて高齢者の自立を支援します。
- 通所リハビリテーション
- デイ・ケアともいいます。居宅サービスの一つで、医学的管理の下でリハビリテーションが必要とされる患者が、介護老人保健施設や病院、診療所に通って理学療法や作業療法、その他のリハビリテーションを行うことをいいます。
- 電子カルテ
- 最近は電子カルテという用語がよく使われます。紙のカルテに替わって患者さんのデータを光ディスクに記録したもの。カルテそのものをパソコンで作成したりモニターで再生したりする。診療内容を電子カルテ化することによって医療機関が情報を共有しやすくし、診断や治療の効率化をはかるために非常に有効で、医療保険への診療報酬への請求もオンラインで処理ができたり、医療上の多くの面で無駄を省きます。
- 点滴
- 水分や栄養分の補給、また薬を長時間にわたって使う場合に、ボトルやパックを点滴台や点滴レールを用いて中身を一滴づつある一定のスピードで体内に注入すること。水分や栄養分の点滴のことを輸液と呼ぶこともあり、脱水症状の治療として有効な手段とされています。
- 特定施設入居者生活介護
- 介護保険の給付対象となる居宅サービスの一つで、介護付き有料老人ホームのことをいいます。老人ホームに入居している要介護者に対し、サービス計画に基づいて日常生活上の世話、機能訓練、療養上のサポートを行います。
- ドクターカー
- 救急医療体制の患者搬送手段の一つ。患者を搬送する手段には、救急自動車、ドクターカー、ヘリコプターがあり、なかでもドクターカーは、救急自動車に医師、看護士が同乗し、医学的管理下で重篤な救急患者を搬送するのに使用する救急自動車です。ドクターカーには、重症患者に対し救急現場から高度な医療処置を行えるように徐細動・気道確保セットや点滴・薬剤セットなどが積載されています。
- 特別養護老人ホーム
- 寝たきりや認知症など常に介護が必要で、自宅で生活することが難しい65歳以上の高齢者を受け入れる施設。介護保険の施設サービスの給付対象になる「介護老人福祉施設」で、略称は「特養ホーム」。自治体や社会福祉法人が設置。自由に申し込めるが、必要度に応じて優先的に入居できる制度がある。利用料は、介護保険の1割負担とホテルコスト・食事代・雑費等を含めて月額10万円前後。4人部屋が多いが、新しい施設は個室も増えている。