2007/07/02
報道関係各位
高齢者がいきいき生活できる住まいと暮らしの工夫とアイデアを募集します「高齢者いきいき居住」アイデアコンテストを行います |
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:村上健治)と公立大学法人大阪市立大学大学院生活科学研究科※1(大阪市、研究科長:宮野道雄)は、2005年10月より「高齢者居住2020研究会」※2を立ち上げ、産学連携体制による共同研究を行っています。このたび、その一環として、これからの超高齢社会において高齢者が“いきいき”と生活するための、住まいや暮らしの中における様々な工夫やアイデアを広く社会から募集する「高齢者いきいき居住」アイデアコンテストを行うことになりました。
今回開催するコンテストは、建築および保健・医療・福祉・介護の専門職や学生という住環境やサービスの提供者側だけでなく、高齢者ご自身や高齢者にかかわる家族というユーザー側からも、高齢者の住まいや暮らしに関するアイデアを募り、それらを総合し、公開で審査する共創共生の思想の上に立ったユニークなコンテストです。
当社は1989年、シルバーエイジ研究所を設立し、高齢社会と介護環境を考え、医療・介護施設に関わる問題を専門的に調査・分析し、さまざまな施設の企画・設計を実施してきました。また、今後急速に進展する高齢社会に対して「人・街・暮らしの価値共創グループ」を目指す企業として、医療・介護施設関連に留まらず、より広範囲な研究・取り組みを開始しております。 一方、大阪市立大学大学院生活科学研究科※1では、今後の超高齢社会への対応を研究していく上で、目指すべき方向性が当社と一致したため、2005年より共同研究を行っております。 そしてこのたび、当社および大阪市立大学大学院生活科学研究科の主催により、高齢者がいきいき生活できる住まいと暮らしの工夫・アイデアを広く募集することになりました。専門分野の方からアイデアを募集するのはもとより、その当事者や当事者の家族からアイデアを募集する試みは当社としては初めてとなります。
1.「高齢者いきいき居住」アイデアコンテストについて 日本は超高齢社会へ向かっており、厚生労働省の外郭団体である国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来人口推計(2002年1月推計)」では、2025年には国民の約3割が高齢者(65歳以上)になり、1人暮らしや認知症などの要介護の高齢者もますます増えていくと予測されています。 そのような1人暮らしや認知症などの要介護の高齢者の方が、住み慣れた住まいや地域で“いきいき”と暮らせるための仕組みづくりを行うためには、さまざまなサポートが必要となってきます。 住まいの工夫、家族や介護者など多くの方々の協力、日常動作を助ける生活機器、地域の仕組みなど、高齢者の生活を多面的に支援しなければなりません。 今回、当社と大阪市立大学大学院生活科学研究科の主催により、高齢者が“いきいき”と暮らすためのアイデアを募集し、居住環境におけるハードの提案だけでなく、住まい方や支援活動などのソフト提案を今後の住まいに活かすべく、高齢者自身、高齢者にかかわる家族から広くアイデアを募集することになりました。また、第二次審査は公開審査とし、第一次審査を通過した応募作品を応募者自らが会場で説明した後に審査員らがそれぞれの立場から意見をぶつけ合う公開討論、公開審査を行うというきわめてユニークな審査方法とします。
2.コンテスト審査概要
3.審査の流れ ●第一次審査 「高齢者と家族の部」は第一次審査のみとなります。入選作品は公開第二次審査会 場に展示します。 【提出資料】
※課題に対する質疑については受け付けません。規定外の問題は応募者が自由に決定 してください。
●第二次審査(建築設計の部、保健・医療・福祉・介護の部) 【提出資料】 第一次審査通過者は、6枚以内に要約したプレゼンテーション資料(A4/横使い)を 提出してください。
●その他
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以上