2009/02/02
ニュースレター
CSR活動の一環として、カンボジアに「ハッピーハグ ロムチェック小学校(Happy Hug Rom Chek Primary School)」建設のための寄付を行いました |
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:村上健治)は、カンボジア王国(バッタンバン州プレイスベイ郡ロムチェック村)に「ハッピーハグ ロムチェック小学校(Happy Hug Rom Chek Primary School)」建設のための寄付を行いました。2009年2月3日に開校式が行われ、授業が開始されます。
当社グループはこれまで、カンボジアにおいて、CSR活動の一環としてTシャツ販売費の一部を井戸建設の費用に充てる「カンボジア井戸プロジェクト」への協力や、現地での井戸掘りを体験するツアーの企画(株式会社伸和エージェンシー)などの支援を行ってきました。
カンボジアでは、ベトナム戦争とその後の内戦により、政情不安定の状態が続いていました。 1993年に新生「カンボジア王国」として誕生し、経済復興を遂げようとしていますが、電気・水道などのインフラ設備や医療施設に加え、学校などの教育施設も不足している状況です。そのため、多くの地域で識字率が低く、住民自身が教育の必要性を感じています。
そこで当社では、「子どもたちによりよい教育を受ける機会を提供するために、学校を建設する」ことを目的にカンボジアで活動しているNGO団体「国際協力NGO風の会」(※1)・「BFD(Buddhism for Development)」(※2)の趣旨に賛同し、小学校建設のための寄付を行うことになりました。
※1.若手社会人や学生が中心となって活動を行うNGO 団体。政府による「日カンボジア友好年2008」の認定事業としてチャリティーライブ、英語教育や学校建設、ワークキャンプでの交流・生活支援、学校教育を行っている。
※2.カンボジア・バッタンバン州の開発系NGO団体「開発のための仏教」。
1.寄付の経緯
小学校の名称は、2008年5月に実施した「HAPPY HUG(ハッピーハグ)モデル 誕生記念キャンペーン」に由来します。
このキャンペーンは、当社と株式会社ベネッセコーポレーションが共同開発した、子育て層向けの住宅プラン「HAPPY HUGモデル」をお客さまに体感していただくために行いました。その際、日本だけでなく、世界の子どもたちの幸福に少しでも協力したいという想いから、キャンペーン会場で「カンボジアに学校を建てよう!募金」を実施。見学会場へご来場いただいたお客さまから、当活動に対するご賛同の署名を募集しました。
2.寄付の内容
この活動は、来場されたお客さま1組のご署名につき、当社が100円を寄付するシステムです。結果、13,444組のお客さまにご署名いただき、社員からの募金も合わせて、合計42,400ドル(4,536,800円:1ドル=107円換算)を寄付しました。
寄付金は、NGO団体「国際協力NGO風の会」を通じ、ロムチェック村の学校建設に役立てていただきました。これまでロムチェック村では小屋で低学年の子どもたち(5・6歳の子どもたち)が授業を受けていました。また、高学年の子どもたちは10km離れた隣の村の学校に何時間もかけて通っていましたが、小学校の設立により、290名の子どもたちが村で教育を受けられるようになりました。
●学校に掲げられた銘板 カンボジアの現地語であるクメール語、英語、日本語で書かれた銘板。BFDおよび風の会の協力のもと、大和ハウス工業株式会社の寄付で建てられたことが書かれています。 |
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カンボジアの地図(建設地) | ●ハッピーハグモデルについて |
以上