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2010/02/19

報道関係各位

「スマートハウス」における共通ソフトウェアの開発および実証実験の開始について

 大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:村上健治)は、2010年2月19日より、奈良県奈良市の総合技術研究所において、「スマートハウス」の共通ソフトウェアの評価ならびに実証実験(※1)を開始することになりました。

 これまで当社では、「スマートハウス」の普及に向けて、近未来型のモデルハウス「D's SMARTHOUSE(ディーズ・スマートハウス)」(※2)の開発や、携帯電話で宅内設備をコントロールする「留守宅モニタリングシステム」、トイレの中で健康チェックを行う「インテリジェンストイレ」などの研究開発や商品化に取り組んできました。
そしてこのたび、家庭内で使用する家電製品や住宅設備機器の制御および運転状況・使用履歴などの情報を収集するための共通ソフトウェア(※3)を新たに開発し、その評価を目的に実証実験を行うことになりました。 

■スマートハウスについて

スマートハウスとは一般に情報化された住宅を意味しますが、最近では太陽光や蓄電池、燃料電池などを含め、家庭内のエネルギー最適化を行う住宅として注目されています。しかしそのためには家電や設備機器から情報を収集・制御する共通のソフトウェアが必要です。また普及の為には、得られた情報を利用した様々な付加価値サービスも必要です。

当社の考えるスマートハウスは、エネルギーマネジメントだけでなく、家庭内の情報を活かして、省エネ生活への“工夫”や“気付き”を提供したり、家族のライフスタイルに応じた様々なサービスを提供できる住宅です。

1. 今回の取り組みは、経済産業省の公募事業「平成21年度 スマートハウス実証プロジェクト」にて、三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、社長:田中將介)から再委託の形で実施するものです。また、開発にあたっては、NTTコミュニケーションズ(株)ソラン(株)、東芝ホームアプライアンス(株)の協力を頂いております。

2.2002年4月、東京水道橋にオープンした新しい住まいと暮らしの体験空間「D-TEC PLAZA(ディーテック・プラザ)」内にある、情報技術をベースとした近未来型のモデルハウス。

3.メーカーや機種の違いを超えて、家電製品やシステムが利用できる環境のこと。

 

■実証実験の内容

 

1.新たに開発した共通ソフトウェア

これまでの家庭内のネットワークを活用したサービスでは、特定のメーカーの家電・設備機器を専用のソフトウェアでコントロールしており、機器やサービスの互換性が制限されていました。

そこで今回、異なるメーカーの家電製品・設備機器も共通でコントロールすることができるソフトウェア「住宅API」(※4)を開発しました。「住宅API」(※4)を搭載したホームサーバーを活用することで、各居室の家電・設備機器の使用情報を収集することができ、エネルギーマネジメントや、ライフスタイルマネジメントが可能になります。また、その情報を活用した新たなサービス開発が容易になります。

4.プログラムを簡単に開発することができるツール。

 

2.住宅APIを活用した家電製品の制御(リモートマネジメント)

新開発の共通プラットフォームを実証実験棟に組み込み、「iPhone」(※5)や「デジタルフォトフレーム」を利用して、各メーカーの家電機器や住宅設備機器の遠隔操作や自動制御などの動作確認を行います。

5.「iPhone」はApple Inc.の商標です。

(1)携帯アプリ(iPhoneアプリケーション(※6))で開発した統合リモコン

iPhoneアプリケーション(※6)を利用して、住宅内の家電製品や各居室の照明の操作するソフトウェアを開発しました。

6.Apple社が提供している開発者向けプログラム。「iPhone」で操作できるリモコンソフト機能は、このプログラム機能を利用して開発したものです。

(2)玄関先に設置した「デジタルフォトフレーム」によるお出かけボタン

玄関先に設置した「デジタルフォトフレーム」のボタンで、消灯や施錠をすることができます。わざわざ各居室に出向かなくても、お出かけの準備を玄関先で行うことができるため、大変便利です。照明、エアコンの消し忘れもなく、「環境」「家計」「安全」にもやさしいサービスです。

(3)外出先からの遠隔コントロール

携帯電話のインターネット接続機能を使って、外出先から家電製品・住宅設備機器の遠隔コントロールが可能です。玄関の閉め忘れも確認・操作できます。また、帰宅前に各居室の照明をつけたり、エアコンをつけたり、お風呂を沸かすこともできます。       

 

3.家電使用情報を活かしたサービス(エネルギーマネジメント)

家電機器や住宅設備機器の運転状態や使用履歴などの情報をホームサーバーに収集し、家庭内のエネルギー利用の最適化ができるだけでなく、将来的にスマートグリッドが整備された際は、収集したエネルギー情報を利用して家庭内の家電設備や住宅設備機器を制御することができます。

(1)設備機器の情報収集・エネルギー使用量の情報転送

給湯器の温度設定やお風呂の炊き上げ湯量設定、エアコンの温湿度設定などの詳細情報をホームサーバーに一括して収集します。また、各分電盤から収集した消費電力情報は、管理センターに定期的に転送し、「エネルギーの見える化」を行い、ユーザーの省エネ生活につながる「気づき」を提供します。

(2)スマートグリッド適用を想定したコントロール

将来的にスマートグリッドが整備された際を想定して、電力需給情報や外気温度情報をもとに住宅内の家電・設備のコントロールを行います。

 

4.省エネの“気付き”情報の配信(ライフスタイルマネジメント)

「エネルギーの見える化」のサービスとして、「携帯電話」や「デジタルフォトフレーム」「テレビ」で、消費電力を確認でき、あわせて、省エネ生活を喚起するためのお知らせやお得な情報などを配信します。

(1)エネルギーの見える化サービス

住宅全体の消費電力や各部屋の消費電力を、「携帯電話」「デジタルフォトフレーム」「テレビ」などで確認できます。加えて、気軽に家庭内でできるエコアイデアやお得な電力料金メニューのお知らせなど、省エネ生活を喚起する“気付き”情報を「携帯電話」「デジタルフォトフレーム」「テレビ」へ配信します。

(2)健康見守りサービス

当社とTOTO株式会社が共同で開発、2008年12月にリニューアルした「インテリジェンストイレⅡ」で測定した健康データをホームサーバーが自動的に収集し、「携帯電話」「デジタルフォトフレーム」「テレビ」で確認することができます。

 

■今後のスケジュール

 今回開発した共通ソフトウェアは、スマートハウスを普及させるための標準的な仕組みとして展開できるよう、関連企業に呼びかけるとともに、当社の省エネルギー住宅への搭載を目指し、研究・開発していきます。

■今回の実証実験の範囲

以上


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