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2012/09/10

ニュースレター

大和ハウス工業株式会社
代表取締役社長 大野 直竹
大阪市北区梅田3-3-5

当社初 住・商一体のスマートコミュニティ

神奈川県「ソーラーパネル輝く光が丘エコタウン創造事業」の優先交渉権者に選定されました

 大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大野直竹)は、神奈川県が「(旧)神奈川県立相模原工業技術高等学校」跡地で進める「ソーラーパネル輝く光が丘エコタウン創造事業」の公募型プロポーザル方式の事業提案に応募し、選定委員会による審査の結果、2012年9月7日、優先交渉権者に選ばれました。

 「光が丘エコタウン」は、神奈川県企業庁が「かながわスマートエネルギー構想」を推進するため、民間の事業者が持つ企画力や技術力等のノウハウを活用し、再生可能エネルギーの利用拡大と環境に配慮した新たな住環境を創造するべく開発するエコタウンです。
 128区画全ての住戸に太陽光発電システムと家庭用リチウムイオン蓄電池、HEMS(※1)、EVコンセントを導入するとともに、環境配慮型商業施設の誘致や太陽光発電システムを搭載した集会所を建設します。
 「光が丘エコタウン」は、当社最大規模で初の住・商一体型のスマートコミュニティです。
  ※1. ICT 技術の活用により、人に代わって住宅のエネルギー管理などを支援するシステムのこと。

●ポイント

1.当社初の住・商一体型のスマートコミュニティの開発(創エネ・省エネ・蓄エネ)

~全戸に太陽光発電システム・HEMS・家庭用リチウムイオン蓄電池・EVコンセントを導入~

2.パッシブデザインによる省CO2対策(省エネ)

3.「景観協定」「緑地保全」「集会所建設」による街の美観維持とコミュニティ形成

 

 

1.当社初の住・商一体型のスマートコミュニティの開発(創エネ・省エネ・蓄エネ)

 ~全戸に太陽光発電システム・HEMS・家庭用リチウムイオン蓄電池・EVコンセントを導入~

当社では「光が丘エコタウン」において、128区画の全ての戸建住宅に太陽光発電システムとHEMS、家庭用リチウムイオン蓄電池、EV・PHV充電用コンセントを導入し、光熱費・CO2排出量を大幅に削減したスマートコミュニティを開発します。

全住戸で建築物総合環境性能評価システム「CASBEE戸建-新築」のSランク取得と、「長期優良住宅認定制度」の認定取得も予定しています。

また、誘致予定の商業施設においても太陽光発電システムやBEMS(※2)の導入、壁面緑化などにより、環境負荷を低減させる店舗にする予定です。

2.ビルエネルギー管理システム (Building and Energy Management System)。

 

(1)太陽光発電システム

戸建住宅には、1戸あたり3kW以上の太陽光発電パネルを設置する予定です。全戸あわせると約384kW分(約1,980枚)になります。また、商業施設にも太陽光発電システムを設置する予定です。

各住戸の太陽光発電システムで創られた電力は、家庭内の電力に充当するとともに、余剰電力は売電することができます。

 

(2)HEMS

HEMSは、太陽光発電システムや家庭用リチウムイオン蓄電池などの先進エネルギー設備と連携させ、住まい手の暮らし方にあわせて家庭内のエネルギーを最適に制御する当社オリジナルのホームエネルギーマネジメントシステム「D-HEMS」を全戸に搭載する予定です。

家庭内のエネルギー使用情報や電力情報等を収集することにより、家庭内で消費される電力が一目で確認できます。

(3)家庭用リチウムイオン蓄電池

鉛蓄電池やニッケル水素蓄電池と比べて、長寿命で充放電効率が高い家庭用リチウムイオン蓄電池を全戸に採用します。

太陽光発電システムなどの創エネルギー設備と家庭用リチウムイオン蓄電池を組み合わせることにより、家庭内で「創る→蓄える→使う」というエネルギーサイクルが可能となります。あわせて、原油価格の高騰などエネルギー価格の変動による家計への影響を低減し、自然災害や停電などの有事の際には、ライフラインに依存しない「万一の時も安心な電力源」としても期待できます。

     

 

(4)電気自動車充電用コンセント

これからのEV(電気自動車)やPHV(プラグインハイブリッド車)などの普及を見据え、「光が丘エコタウン」では、全戸にEV・PHV電気自動車充電用コンセントを設置します。

2.高効率給湯器、LED照明など省エネ設備を標準採用(省エネ)

「光が丘エコタウン」では、全戸に高効率給湯器(エコジョーズ・エコキュート)やコージェネレーションシステム(エネファーム)の採用により、ライフサイクルコストを削減することができます。

各戸の照明(居室の主照明・玄関・廊下・トイレ・ウォークインクローゼット・台所等)には、LED照明を採用します。

また、一部住戸にはカーテンやブラインドによる遮熱に比べ、熱を室内に進入させにくい「遮熱スクリーン」を設置します。

3.パッシブデザインによる省CO2対策(省エネ)

「光が丘エコタウン」では、太陽・風・水といった自然を最大限活かす工夫により、低炭素タウンを目指します。

各戸には、エアコンなどの空調機になるべく頼らず、自然エネルギーを上手に利用できるパッシブデザイン(※3)を採用しました。住戸内へは縦スベリ窓などから風を取り込み、室内の温まった空気をトップライト(天窓)から排出させるなど、通風・排熱を促進させる設計提案を行います。

また、風環境を考慮し、街区のメイン道路を南北道路としました。これにより、夏の卓越風(※4)(南風)を街区内に取り込むことができます。

さらに、植栽や宅内の高木による緑陰、道路の保水性舗装材料の採用により、ヒートアイランド現象を抑制します。加えて、各戸の雨どいには雨水タンクを設置します。庭木の散水に利用することにより、水道代を抑えることができます。

3.自然エネルギーを最大限利用した建築デザインのこと。

4.ある一地域で、ある特定の期間(季節、年)に吹く、最も頻度が多い風向きの風。

 

 

4.「景観協定」「緑地保全」「集会所建設」による街の美観維持とコミュニティ形成

「光が丘エコタウン」では、美しい街並みを維持・継承していくとともに、豊かなコミュニティの形成を目指すべく、新たに景観協定を締結する予定です。あわせて、建物景観・照明景観・緑地維持のルールを取り決め、豊かな住環境の創造と保全に取り組みます。

街区内の植栽については、既存樹木を保存・移殖することで、生物資源の保存を図るとともに、地域の生態系に配慮した緑化計画を行います。

また、街区内には周辺住民も利用できる集会所を建設し、地域コミュニティとの連携拠点として、イベントや子供会、ボランティア活動などに利用していただく予定です。なお、集会所には急速充電設備を設置する予定です。

5.防犯・災害時への配慮

防犯面では、全戸でホームセキュリティを採用し、見通しの良いオープン外構などで住戸の防犯性を高めます。さらに、街区内での犯罪抑止のため、外周道路からの進入箇所に防犯カメラを設置するとともに、LED照明の防犯灯(街路灯)を設置します。

加えて、夜間の外灯点灯については「街明かり協定」を景観協定の中に盛り込み、タウンセキュリティを高めます。

防災面では、災害によりライフラインが一時的に断たれた場合に備えて、商業施設用地内に災害用マンホールトイレを用意します。また簡易雨水ろ過機を導入し、一時的に飲用可能な水を提供する予定です。

6.今後について

今後、当社は今月中に神奈川県と基本協定を締結する予定です。2012年10月頃、売買契約を締結し、神奈川県より土地の譲受、2013年春頃に販売を開始する予定です。

 

●スケジュール(予定)

2012年9月

神奈川県と基本協定を締結

2012年10月上旬

神奈川県と売買契約を締結

2012年10月頃

神奈川県より土地の譲受(土地引渡し)

2013年春頃

販売開始(一部住戸を予定)

2013年2月頃

造成工事着手

2013年11月頃

戸建住宅着工

2014年冬頃

引渡し・入居開始

      

【エコタウン事業の概要】

事業名称

「ソーラーパネル輝く光が丘エコタウン創造事業」

所在地

神奈川県相模原市中央区光が丘2丁目5209番3

交通

JR横浜線「淵野辺駅」より神奈川中央交通バス「光が丘小学校前」

 

まで約10分、バス停下車徒歩1分

開発面積

34,869.48㎡

売主

大和ハウス工業株式会社

施工

大和ハウス工業株式会社

販売開始日

2013年春頃予定

入居開始日

2014年冬頃予定

総戸数

128戸

販売価格

未定

以上

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