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生活を考える

ここちよいエクステリアの作り方 ⑦設計士が語る内と外をつなげた
エクステリア事例【前編】

家づくりを考えるとき、建物を優先して、
エクステリアは後回し…という方は意外と多いかもしれません。
しかし、内(建物)と外(エクステリア)のつながりにこそ、
快適な住まいづくりのポイントが隠れているのです。

この連載では、ダイワハウスの設計士が「ここちよいエクステリアの作り方」を、
フロントガーデン、メインガーデン、植栽計画、照明計画といったテーマ別にご紹介してきました。

連載の最後は、大和ハウス工業のトップデザイナーとして活躍する
ハウジングマイスター(社内認定)の芦刈創一と手島秀典が、
前編・後編に亘って自身が手がけたエクステリアの実例をご紹介。
建物とエクステリアの関係についても語らいます。

Profile

大和ハウス工業 香川支店 住宅設計課 課長
一級建築士 インテリアプランナー インテリアコーディネーター

芦刈 創一

光を意識し、ガラスを用いた住まいづくりを得意とする自称「ガラスの魔術師」。ハウジングマイスターとして積み重ねてきた経験とノウハウを活かし、現場での知識共有を通じた後輩指導にも力を注ぐ。大学時代は馬術部に所属。家族は妻と、娘が2人。

大和ハウス工業 広島支社 住宅事業部設計課 主任
一級建築士 1級エクステリアプランナー インテリアコーディネーター

手島 秀典

味のあるスケッチとユーモアたっぷりの打ち合わせでお客さまのハートをつかむ達人。豊かな発想力で、オリジナリティある設計デザインを次々と考案する。

光と影の演出でエクステリアと建築をつなぐ

芦刈:「家で過ごす時間を特別な大切なものにしたい」というニーズはここ数年ですごく増えていると感じます。奇しくも新型コロナウイルス感染症の拡大により、休日は外に出かけるよりも、家でゆったり過ごす生活にシフトし、「家にいながら“外”をどれだけ多く取り込めるか」は、設計においてますます重要になってきそうですね。

手島:そのとおりだと思います。私が中庭をご提案することが多いのも、エクステリアと建築を一体にしてその価値を最大化したいからです。こちらは「とにかくプライバシーを確保したい」「防犯性を高めたい」というお客さまのご要望をふまえて、外からの視線は遮りながらも坪庭と中庭をインテリアに取り込んで奥行きを出した、「外に閉じ・内に開く」をコンセプトとした事例です。

手島:玄関に入り、家族が集まるリビングまでのわずかな時間で、坪庭→中庭と景色が移ろい、「家に帰ってきた」というワクワク感と気持ちの切り替えを演出します。中庭は眺めるだけでなく、バーベキューコンロを持ち出してご趣味のワインを楽しまれるなど、日常で活用されているご様子です。

手島:中庭のウッドデッキと、リビングの床材の色味を合わせることはもちろん、照明も「内」と「外」をつなげる重要な要素です。①の写真では、リビングの壁を照らす間接照明が中庭の窓の上部に映り込んで空間をつなげています。また、②の写真では、下から照明を当てた中庭の壁を意図的にリビングの窓に映り込ませることで、広がりが生まれています。

芦刈:ガラスはインテリアを構成する要素でありながら、“外を映し出すエクステリア”という考え方もできますね。

手島:そう思います。室内と庭の照度を合わせることがポイントで、外の景色が映えて落ち着いた空間が演出できます。室内が明るく庭が暗いと、家具や人物など室内のあらゆるものがガラスに映り込んでしまいますから。照度を合わせても照明の位置によっては映り込みますが、これはあえて映り込ませることで空間を広げる手法です。

手島:こちらは私が設計した「徳山KRY展示場」です。前述のお客さまはこの展示場の設計思想にご共感いただきました。中庭に白い壁をたてて植栽の華奢なデザインを際立たせると同時に、光が差し込んだときに植栽の影が室内に入り込み、空間をつなげる要素となっています。植栽は「手入れが大変」というご意見もありますが、このように実際に展示場でご体感いただくと、好意的にとらえていただけることは多いですね。

芦刈:植栽をエクステリアに組み込むメリットはたくさんあるので、お客さまのライフスタイルや価値観に合わせて、柔軟にご提案していくことが大切ですね。

壁を建てて外部と遮った中庭のある住まい

手島:こちらも「外に閉じ・内に開く」の手法で、中庭を設けた事例です。前面道路の交通量が多いため壁を建てて視線を遮り、その壁に植栽の影が映し出されるように一本立ちのアオダモを数本寄せ植えしました。アオダモは繊細な枝ぶりが爽やかでシンボルツリーとしても人気の落葉樹です。その影をくぐってアプローチを進んでいきます。

手島:せっかく大きな窓を取って庭を作っても、外からの視線が気になってカーテンを閉めっぱなしになってしまったらもったいないですよね。そこで、外部の視線を壁で遮った12帖ほどの中庭をご提案しました。幅広い用途で使うことが想定できたので、植栽は地植えにせず、自由にレイアウトができる鉢植えをおすすめしました。

また、「ホテルで過ごすような非日常的な空間」というお客さまのご要望があったので、中庭の周囲にスリットを設けて照明を配し、ライトアップして幻想的な雰囲気を演出しました。その分、リビングの照度は絞っていますが、中庭を明るめのグレーのタイル仕上げにしたことで光がバウンドし、ライトコートの役割を果たしています。

モミジの陰影が内と外をつなぐ中庭のある住まい

手島:こちらも、中庭の光の演出が印象的なお宅です。4.5帖の中庭にモミジを植え、高い位置から照明を当てて月明かりのような光を演出しています。

手島:廊下にはあえて照明を設置せず、中庭の明かりが照明がわりになっています。左側の玄関と中庭はモルタル仕上げで同じ高さに揃えることで、廊下がブリッジ(橋)のように見える仕掛けです。紅葉の影が廊下に映し出されて、外の景色を取り込んでいます。

芦刈:光や影のような「外」のものを、どのように内に取り入れるかは私も常に大切にしているところです。我々ハウジングマイスターは内(建物)と外(エクステリア)を分けて考えることはまずないですよね。

手島:仮に建物とエクステリアを別々に考えたら、ちぐはぐな設計になってしまうと思います。お客さまとの最初の打ち合わせは2時間くらい時間をかけてさまざまなことをヒアリングさせていただいたうえで、ご希望の暮らしに寄り添えるような敷地全体のプランをご提案していきます。お客さまも建物とエクステリアが一体となったトータルな家づくりをお任せいただくことが多いです。

芦刈:“建物とエクステリアの境界を感じさせない設計”は我々が特に大切にしている部分ですね。

後編に続く

※掲載されている実例写真の外観や仕様等につきましては、敷地、周辺環境等の諸条件や地域の条例、その他諸事情により、採用できない場合もございます。

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