小さな居場所が大空間でつながる事務所併用住宅

カーテンレスに外とつながる3階LDK

3階のLDKは、2m72cmの天井いっぱいまで高さのある開口が並び、カーテンレスで空が眺められることで開放感に満ちています。奥行きのあるバルコニーを設けることで奥まって位置する室内は、外と広くつながりながらも高いプライベート感が得られます。天井や床のデザインを戸外まで連続させたことで内外は一体感に包まれ、より広々とつろくげます。

端正な空間に木の温かみをプラス

ライトグレーのタイル床など、モノトーンを中心にコーディネートしたモダンなLDK。ホワイトの収納扉は壁に溶け込ませるようにデザインするなど、無駄を排除した端正な空間です。天井に張ったチーク材の素材感が温かみをプラス。また、ダイニング上にリズミカルに配されたペンダント照明が遊び心を感じさせ、個性豊かなアクセントになっています

家族でゆったり囲めるアイランドキッチン

そば打ちやパン作りなど、食関連の趣味を愉しみたいというMさま。広々としたオープンスタイルのキッチンは家族で囲んで料理ができ、セラミック素材のダイニングテーブルは清掃性が高く便利だそうです。奥のスタディコーナーとの間仕切り壁は、途中を開けているので視線や光が通ります。

キッチンとつながるスタディコーナー

本棚の上でキッチンとつながるスタディコーナーは、ハイサイド窓からたっぷり取り込んだ光がキッチンまで届くほど、明るさに満ちています。キッチンで料理をしながらお子さまが勉強する姿を見守り、声掛けもできて便利です。また、将来は趣味のスペースなどフレキシブルに使うことを想定して、デスクは置き家具にしています。

美容意識を高めるパウダーコーナー

広いカウンターやガラスの飾り棚などを設けた、明るいパウダーコーナー。演色性に優れたミラーと一体のキャビネットは美顔器も入る奥行きがあります。背後には洗面台があるのでメイクやスキンケアの合間に気軽に手洗いができるなど、機能性も十分に備えた美容意識が高まる空間です。

大空間の中で活きる、木に囲まれたヌック

2.5帖のヌックは、LDKとオープンにつながりながらも雰囲気が他とは違う空間。中に入ると木張りの床・壁・天井に囲まれることで安らぎが感じられます。「LDKには似合わないぬいぐるみなどを置いても許されるような、気持ちを緩められることで落ち着くスペースです」とMさま。

柔らかい光に包まれたトイレ

清潔感漂うホワイトをベースにデザインしたトイレ。天井と足元に施した間接照明によって、柔らかい光が全体にまわり込み優しく照らします。正面の化粧壁が生み出す陰影が、シンプルな空間のアクセントになっています。

愉しみの可能性が広がるバルコニー

3階LDKとつながる広々としたバルコニーは空に近い庭のような場所。プランターで家庭菜園をしたり、時には外で朝食を食べたりと、屋外空間を自由に愉しめます。テーブルセットをしまえるように、バルコニーから出入り可能な物入れを設置。木目のデザインが施された軒天やタイル張りの床によって、室内との連続感を高めたアウトドアのリビングです。

外壁を縦に張り分けた3階建ての外観

1、2階は事務所併用、3階はLDKと2つの機能を持つMさま邸。ツートーンの外壁を縦に張り分けて建物全体のシルエットにメリハリを加えるとともに、一体感をもたせています。フラットルーフのモダンな印象が、インテリアとリンクする外観です。