ダイワハウスコンペティション告知ページ
人が空気を体内に取り込みそれを吐くことを繰り返す「呼吸」は、生命の基本です。
「家が呼吸する」ととらえたとき、それは一体どんな建築になるのでしょうか。
家が、雨や風、地域社会や他者などさまざまなものを拒まず取り込むように呼吸をはじめると、そこには生き生きとした関係が見えてくると思います。
反対に、今社会問題になっている空き家や、外に閉ざし関係を遮断するような住宅は呼吸をしていないといえるでしょう。
本コンペでは、さまざまな意味で「呼吸」をとらえ、その場所での生命観の溢れる家の提案を求めます。
敷地は、架空でもリアルでも自由に設定してください。しかしどのような街のどのような場所に建つかという敷地のプロフィルを表現してください。
その敷地に、戸建てでも、戸建ての集合でも、併用でも、集合でも、形式は問わない家のあり様の提案を求めます。
住まいが呼吸をするとこんなに楽しいのだという、新しい家のアイデアを期待します。
何か問題を解決するというよりは、問題を発見してそれをどのくらい楽しめるかという視点で応募者がとらえてくれるとよいなと思っています。
自分の身体から湧き出てくるエネルギーを見たいと思います。極端にいえば、たとえ提案としてバランスを欠いていて現実的でなくても、そこに僕は期待したいですね。
正面突破が難しい普遍的なテーマでもありますが、無謀なチャレンジをしているような提案も見てみたいです。
現在、京都大学准教授
常識的な範囲の議論に留まらず、こんなことができるのではという提案を期待したいです。
現在、大和ハウス工業代表取締役専務執行役員
大和ハウス工業株式会社
本社 技術本部 技術部 技術グループ 担当:水谷
株式会社 新建築社
ダイワハウスコンペティション事務局