これまで住んでいた実家もダイワハウスで信頼がありましたし、地震に強いことも安心でした。また、スタッフの方は福祉機器についても勉強し、身体障がい者の不便や悩みをきちんと理解されていましたので、「将来は自立して暮らせるようになりたい」という私の想いに寄り添ってもらえると思いました。
スタッフのみなさんが私の応援団となり、父と綿密に打ち合わせて細部まで妥協せずにバリアフリーのプランを練り上げてくださいました。床段差がなく、引き戸の開口幅も広いので、家の中を人の手を借りずに自由に動き回れますし、スイッチや操作パネル類も私の手の可動域に合わせて設置してもらえたので自分で操作できます。何より好きな色を組み合わせて、カラフルなインテリアにできたことに大満足。毎日の暮らしが楽しくなる住まいになりました。
Kさまの障がいの状態を熟知されているお父さまからアドバイスやアイデアをいただきつつ、過去に手がけたバリアフリー住宅で学んだ経験も生かし、Kさまにとってベストの住まいが実現できるように工夫しました。イラストレーターでもあるKさまのセンスは素晴らしく、住空間のカラーコーディネートではマジックを見せていただいた思いです。自立への道を歩まれるお手伝いができたことをうれしく思います。
高台の土地で道路との高低差が2m40cmあったため、地面を掘り下げて1m40cmの高低差に縮め、車椅子で不安なく昇降機に乗って上がれる高さにしました。また、玄関土間と玄関ホールの段差を解消。廊下を取り込んで水回り空間を有効利用することで行き来がしやすい動線を実現しています。扉は全て幅の広い引き戸を採用し、キッチンは車椅子で回れるよう、アイランドタイプにしました。このお住まいでKさまには、さらに素晴らしい作品を創り出していただきたいと願っています。
ご自宅で過ごされることが多いイラストレーターのKさまは、インテリアにこだわりをお持ちでした。「北欧デザイン」のイメージで、ご一緒に一枚一枚カタログのページをめくり、コレクションのフィンレイソンの小物に合わせたカラフルな壁紙をお選びいただきました。また、ライフワークのイラスト制作にご集中できるよう、アトリエの家具はKさまに合わせて造作し、照明器具の配灯も打合せを重ねて決定しました。Kさまの状況に寄り添い、生活スタイルに合わせてご提案できたことを今後の経験につなげていきたいと思います。
スイッチや操作パネルの位置は自立の大切な要素となります。そこでKさまにとってどこにどんなスイッチがあると便利なのか、本当に使いやすい高さになっているかなどを細かく確認していただきながら施工しました。また、引き戸はKさまの力で開閉がしやすいよう、ちょうどいい軽さにひとつひとつ調整しています。今回の経験を今後に生かしていきたいと思います。
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