“中庭”のような吹き抜け空間にシンボルツリーがある家

視線が集まるシンボルツリー

LDKと玄関土間、スタディコーナーで構成された1階は、扉がほとんどないオープンフロア。そのほぼ中心に配した吹き抜けの下に、１階の天井高を上回る背丈のシンボルツリーが堂々と立っています。ソファやキッチンは、寛ぎの時も、料理をする時もシンボルツリーの方に向くようレイアウト。家族の視線が自然に集まります。

素材感が美しいアイランドキッチン

天然木の床材と対比する素材感が美しい2列型のアイランドキッチン。背面のタイル壁も合わさって、キッチン空間全体がLDKのアクセントとなっています。背面収納の右手奥には冷蔵庫とパントリーを見えないように配置。さらに上部のルーバーでエアコンを隠し、雑多な印象にならないよう配慮しています。

オープン空間の居心地を高める

LDKと玄関土間、階段スペースは壁で仕切らない大空間です。中心に立つシンボルツリーは、家族の視線を集めながら程よいアイカットにもなり、それぞれの居心地を高めています。

木を見下ろす階段スペース

シンボルツリーを見上げたり見下ろしたりと、角度を変えて眺めながら上り下りできる階段。明るさに満ちた吹き抜け空間は開放感いっぱいで、まるで気持ちが良い外階段のようです。

内外の境界を曖昧にした土間空間

広々とした吹き抜け下の玄関土間は、玄関ドアから階段スペース、キッチンの目前まで続きます。ここは階段スペースやLDKと一体感を持つ室内空間でありながらも、靴のままお子さまが三輪車で遊べたりと屋外の要素もあり、フレキシブルに使える内外の中間領域です。

光が舞い降りる吹き抜け空間

トップライトや、階段正面の窓から入る光が、吹き抜け空間全体を明るさで包みます。室内と思えないほどの光を浴びたシンボルツリーは、生命感にあふれています。また、2階の壁に設けた開口からも枝葉を見下ろすことができ、ゆるやかに上下階につながりをもたらします。

スタディコーナーに続く家族用動線

玄関を入ってすぐに動線が2手に分かれ、家族が靴を履き替えるこちら側は、奥の土間収納からスタディコーナーへと続きます。スタディコーナーは2人が横並びで使えるカウンターデスクと、背面にはファミリーライブラリーを設け、家族が自由に使えます。

くり抜いた窓から抜ける視線

スタディコーナーのデスクに座ると、正面の壁には正方形の開口があり、スケルトン階段の手すり、シンボルツリー、リビングから窓外まで視線が通ります。

整った2面ファサードの外観

道路から2面が見える角地の外観。玄関ドア側はドアと2階の窓を縦に揃え、壁の面積を広く取ることで外壁材の深い陰影を際立たせています。また、駐車スペース側は上下階の大きさが異なる腰窓をひとまとめに見せることで、すっきりと整った印象です。