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コラム vol.168
  • 土地活用バリエーション

土地活用としての「コインパーキング事業」事例紹介(3)

「パーク&ライド」「パーク&ワーク」等、駐車場を通して広がるエリアの利便性

公開日:2016/09/30

最近、ローカルエリアの路線や新設されて間もない路線の駅周りでコインパーキングが増えています。
このような路線の駅周りにあるコインパーキングは、都心の駅周りと違い、店舗や施設など集客要素がないため、一見、「こんなところになぜコインパーキングが?」と思われるかもしれませんが、通勤・買い物などで電車を利用される方が自宅から駅までは自家用車で行き、コインパーキングに停め、電車に乗り、目的地に行くという「パーク&ライド」と呼ばれる使い方をされています。
自宅から駅まで距離のある方は通勤や買い物などの場合、従来、バスを利用していましたが、この「パーク&ライド」型のコインパーキングは料金も安く、1日停めても300円~600円前後で利用することができます。
往復で500円前後かかるバス代と比べても遜色ない料金で利用できることから、自由度の高い自家用車で駅まで行きたいというニーズに応える形で、今ではローカル路線でもほとんどの駅でこのパーク&ライド型のコインパ―キングが設置されています。

これは月極駐車場の空きスペースにコインパーキングを設置した事例です。
ここは駅前でありながら約100台の内、約30台が空いていたため、コインパーキングを設置されました。設置後は、1日停めても400円という料金で運営し、地元の方々からは「パーク&ライド」型駐車場として重宝されることとなりました。

このような「パーク&ライド」型のコインパーキングは、利用者にとってはありがたい低料金である反面、売上は一般的なコインパーキングよりは低くなる為、賃料としては場所によっては月極相場を割り込むケースも多々出てきます。
しかしそれでも従来であれば全く収益を生み出すことのなかったスペースが、月極相場まではいかないまでも、定期的な収益を生み出すことができるため、今では多くの土地オーナー様に支持され、多くの駅周りでコインパーキングが設置されています。

次の事例は「パーク&ワーク」と呼ばれる形のコインパーキングです。
ここは、一見よくある住宅街であまり駐車場の需要があるようには見えませんが、平日は朝から夕方頃まで常に満車となる稼働率の高いコインパーキングです。
この駐車場の需要は、近くで行われている大規模な工事現場と、近隣の臨海工業地域への通勤需要にあります。このようなコインパーキングを「パーク&ワーク」型コインパーキングと呼んでいます。
特に工事現場で働かれる方は作業着や道具類を持参する関係もあり、元々車で現場に行きたいというニーズを持たれています。
また、臨海工業地域のように周辺に駅がなく、通勤は最寄りの駅からバスに乗って行かなければならない場所においても、「パーク&ライド」と同様な使い方としてのニーズがあるため、設定料金も都心に比べ比較的安価な料金体系で運営されています。

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