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[第14回ダイワハウス コンペティション]審査委員より

「太っ腹な家」

太っ腹な人のように、度量が大きく大胆で心の広いことを住まいで体現すると、どんな家になるでしょうか。

今社会は、価値観や生き方が多様さを増している一方で、さまざまなルールが敷かれ、まわりの人と少しでも異なると生きにくい、窮屈で不寛容な状況が少なからずあります。そこに風穴をあけるような、他者を拒まない寛容さをもつ家として、「太っ腹な家」をとらえてみてください。それは、日々変わる人の気分や変化に寄り添える許容力のある家であり、自らの思想をおもいきり表現し行動できる自由な家ともいえるかもしれません。

そんな寛大な家を考えることで、現在の社会や都市の中で家はどうあるべきか、この先の希望を見いだせる家を考えてください。敷地は架空でもリアルでも自由です。戸建て1棟、戸建ての集合、併用住宅、リノベーションなど、形式やプログラムは問いませんが、ひとつの家として必要な空間を提案してください。

既存の常識にとらわれず、太っ腹という言葉がもつユーモアや親しみを感じる家の提案を期待します。

太っ腹な家

座談会:「太っ腹な家」を考える

「太っ腹な家」を考える

  • ・住まいを取り巻く多様な境界
  • ・住まいに求める包容力
  • ・太っ腹の精神と空間の質
  • ・応募者に期待すること

座談会<PDF:1.00MB>

座談会風景。左から、南川氏、堀部氏、青木氏、平田氏。

審査委員プロフィール

審査委員長青木 淳 (あおき じゅん)

建築家 青木淳建築計画事務所
東京藝術大学客員教授

朝起きた時に、「今日は昨日とは違う一日になりそう」と思える家はいいものですね。どんな1日なのか、どんな気持ちの1日なのかは、建築が決めることではない。でも、昨日とは違っていいんだよと背中を押してくれる感じが、太っ腹という言葉の根底にあるように思います。もちろん、これはそのまま案をつくるきっかけにはならない空間の質の話だけど、できあがった案を見て、そんな質があるかどうかで、案の良し悪しを判断してもらいたいですね。

  • 1956年 神奈川県生まれ
  • 1980年 東京大学工学部建築学科卒業
  • 1982年 同大学修士課程修了
  • 1983~90年 磯崎新アトリエ
  • 1991年 青木淳建築計画事務所設立
  • 2016年~ 東京藝術大学客員教授

審査委員堀部 安嗣 (ほりべ やすし)

建築家 堀部安嗣建築設計事務所
京都造形芸術大学大学院教授

ユーモアってとてもよいですね。太っ腹ということはある種の許容力だと思いますが、そもそも許容するということがいったいどういうことなのか、何かを許容するということは、何かを拒否することでもあると思います。開くということは、あるところは閉じなくてはいけない。選び取るということを考えて、その行為が伝わる表現をしてほしいと思います。

  • 1967年 神奈川県生まれ
  • 1990年 筑波大学芸術専門学群環境デザインコースを卒業
  • 1991~94年 益子アトリエ
  • 1994年 堀部安嗣建築設計事務所設立
  • 2007年 京都造形芸術大学大学院教授

審査委員平田 晃久 (ひらた あきひさ)

建築家 平田晃久建築設計事務所
京都大学准教授

「太っ腹な家」というテーマは形のイメージが湧いてしまう言葉でもありますが、「こうきたか」と驚かせてほしいし、納得させてほしい。そして、太っ腹な人は、正しい人というよりユーモラスな人ではないでしょうか。そういう太っ腹という言葉が持つニュアンスが表現されるとよいですね。

  • 1971年 大阪府生まれ
  • 1994年 京都大学工学部建築学科卒業
  • 1997年 京都大学大学院工学研究科修了
  • 1997年 伊東豊雄建築設計事務所
  • 2005年 平田晃久建築設計事務所設立
  • 2015年~ 京都大学准教授

審査委員南川 陽信 (みながわ ようしん)

大和ハウス工業 上席執行役員

今の時代に求められる太っ腹さは、度量においても昔とは異なると思います。そうして今までの枠組みを超えてくるような、現代に求められる太っ腹な家を見せてほしいと思います。ぜひ夢のある提案を期待したいですね。

  • 1956年 和歌山県生まれ
  • 1974年 和歌山県立和歌山工業高等学校工芸科卒業
  • 1986年 大和ハウス工業入社
  • 現在、大和ハウス工業 上席執行役員

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本社 技術本部 技術部 技術グループ(東京駐在)

TEL:03-5214-2181

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株式会社 新建築社
ダイワハウスコンペティション事務局

TEL:03-6205-4382

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