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- 住宅の価値を正しく評価する「スムストック」を知っていますか?戸建住宅売却に関するアンケート
コラム<売りたい>
住宅の価値を正しく評価する
「スムストック」を知っていますか?
戸建住宅売却に関するアンケート
不動産を売却する際、その査定額は建物の築年数によって大きく左右されてしまうといわれています。仮に、定期的なメンテナンスを行っていたとしても、築20年程になると査定額が大きく下がってくるのが実情です。
そこで注目されているのが、住宅の品質やメンテナンス履歴を正しく評価する「スムストック」という仕組みです。
大和ハウス工業では、「くらし情報コラム」の読者と大和ハウス戸建てオーナーさまを対象に、「売却に関するアンケート」を実施しました。
このコラムでは、そのアンケート結果をもとに、読者やオーナーの皆さんが抱える「売却」への希望や不安、その解決策になり得る「スムストック」についてご紹介します。
調査時期:2025年7月11日~7月22日
調査対象:くらし情報コラムの読者・大和ハウス戸建てオーナーさま
有効回答数:292件
調査方法:Webサイト・くらし情報コラム上のアンケート
売却経験層・検討層は合わせて65.1%
最初に、売却経験の有無について伺いました。
「売却はしたことがなく、今後も予定はない(F)」が最も多く(31.8%)、次いで、「売却したことがある(A)」(28.8%)が多いという結果でした。また、売却の準備を進めている、または検討している方(B~D)は合わせて3割を超えました(36.3%)。売却経験層・検討層の方(A~D)は合計で65.1%でした。
売却経験層・検討層の方に売却を検討する理由を伺ったところ、「より良い住環境を求めた住み替えのため(利便性、安全性、広さ、新しさなど)」が最も多く(27.4%)、次いで「ライフステージの変化のため(結婚、子どもの独立、介護など)」となりました(22.1%)。
「より良い住環境を求めた住み替え」と回答した方は、売却経験のある層が特に多かったのに対し、「ライフステージの変化のため」と回答した方は「将来的な売却は考えているが、現時点では何も行動していない」層に多い結果となりました。
「住環境」と「ライフステージ」は、どちらも住まいの売却を考える上で重要な要因ですが、「住環境」がより具体性が高い要因であるといえます。このことから、実際に売却を経験した方は、現状の住まいにおける課題をより明確に把握している傾向があると考えられます。
満足のいく売却や住み替えのためには、まず自分が抱えている課題を明確にし、その解決策を見いだすことが重要です。早い段階で不動産会社に相談し、現在の住まいのメリット・デメリットを整理してから売却活動を行えば、より満足度の高いものになるでしょう。
「売却額」「担当者」「評価基準」が売却の不安ポイント
実際に不動産を売却する際に不安を感じるポイントについてもお伺いしました。
全体では「希望する価格で売却できるか」が最も多く挙げられました(49.3%)。次いで、「信頼できる不動産会社や担当者に出会うことができるか」(45.5%)、「家の価値を正しく評価してもらえるか」(38.7%)が続き、「売却額」「担当者」「評価基準」の3つが特に重視されていることがわかりました。
回答ごとの内訳を見ると、情報収集を積極的に行っている層は「信頼できる不動産会社や担当者に出会えるか」への不安が高い(73.3%)一方、すでに売却を経験した層は「特に不安はない」と回答する方が多くなっています。
不動産会社選びや売却を一度でも経験していると具体的な解決策を導き出すこともできるようになり、不安が解消されやすくなるようです。
次に、売却に関する不満・失敗談を自由回答でお伺いしました。
回答のうち、特に多かったのは、「査定・不動産会社・売却費用」に関する不満や失敗談でした。
特に目立ったのは「売却を急いだため、相場よりも安い価格になってしまった」というケースです。
適正な売却価格を見極める時間が不足すると、相場よりも安く売却してしまうことも起こり得ます。満足のいく価格で売却するには、事前の準備が重要です。できるだけ早めの段階で不動産会社などに相談し、動き出すようにしましょう。
また、売却検討層からは、
- ・「なかなか売れない」
- ・「担当者がニーズを理解してくれない」
- ・「点検も済ませて状態が良いにもかかわらず、評価額が低い」
といった不満も挙げられていました。
アピールしたいポイントは「立地」が最も多い
次に、「ご所有の不動産を売却する場合のアピールポイントはどこですか?」という質問を行いました。
全体で最も多いのは「周辺の環境や立地」でした(68.8%)。次に多かったのは「大手ハウスメーカーやデベロッパーが建てたという安心感」でした(54.8%)。戸建住宅のブランド力や施工実績への信頼が、売却時の大きなアピールポイントになると考えられているようです。
「設備の維持管理状況」についても一定数の方が重視しており(20.9%)、特に「売却に向けて、査定などの具体的な行動を行っている」層では約4割が重要なポイントとして挙げています。
住宅の本来の価値を適正に査定する「スムストック査定」とは
これまでの結果をまとめると
- ・不動産を売却する際は「売却額」「担当者」「評価基準」が主な不安
- ・立地に限らず、「大手ハウスメーカーやデベロッパーが建てたという安心感」や「設備の維持管理状況」
がアピールしたいポイントとして挙がっていることがわかりました。
これらの要望をかなえることができるのが「スムストック査定」による売却です。
スムストック査定のポイントは次の3つです。
これにより、築年数だけでなく、耐震性やメンテナンス履歴など住宅の品質や管理状況を反映した適正な価格で売却することが可能です。
他にも下記のようなメリットがあり、思い出の詰まったご自宅を安心して買い主に引き継ぐことができます。
- ・査定額の計算式が明確
- ・住宅のメンテナンス履歴や性能が開示されるため、買い手が付きやすい
- ・スムストック専用の瑕疵保険を付保できるため、建物に不具合が見つかっても、売り主の負担がなくなる
スムストックには、「鉄骨住宅は1981年6月1日以降にご契約の大和ハウス工業の住宅、木造住宅は2001年4月1日以降にご契約の住宅」などの条件があります。
ダイワハウスのスムストックについて、詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/feature/indexsupp/choice/sumstock/
スムストックの条件に当てはまるも、認知していない方が56%!
今回のアンケートでは、スムストックについて2つの質問を実施しました。
スムストックの認知度を質問したところ、「知らない」と回答した方が最も多く(63.0%)、次いで「名前は聞いたことがある」(26.4%)、「サービスの内容を知っている」という方は10.6%にとどまりました。多くの方にとってまだなじみの薄いものであることがわかります。
一方、所有している不動産が「スムストック」の対象物件に該当するかについては、全体の約68.5%が「当てはまる」と回答しました。
また、「スムストックに当てはまる」と回答した方の半数以上がQ6の質問で「スムストックを知らない」と回答しています。つまり、多くの方々が知らないうちに適正な査定を受けられる不動産を持っているということです。
まとめ
スムストックは、建物の耐震性はもちろん、建物の個別的な要素、メンテナンスなどの維持管理の状況やリフォームなども評価する仕組みです。
より納得のいく売却活動や住み替えを実現するために、ご自宅の性能やこれまでのメンテナンス履歴を正しく評価する「スムストック」の活用を検討してみてはいかがでしょうか。仕組みについてもっと知りたい方、実際の活用について興味がある方は、ぜひリブネスにご相談ください。
リブネスでできること。
「不動産売買」「リフォーム」「賃貸管理」「空き家管理」「相続」「資産運用」まで、大和ハウスグループのネットワークを生かし、お客さまのお住まいに関するお悩みの解決をお手伝いいたします。
※掲載の情報は2025年9月現在のものです。内容は変わる場合がございますので、ご了承ください。
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写真:Getty Images
