
[土地活用ラボニュース さいたま市・西区指扇編]ご自宅の建て替えを機に相続対策で残地に賃貸住宅を建築
公開日:2025/03/31
埼玉県の玄関口である大宮駅から2駅、JR川越線「西大宮」駅から歩いて4分ほどの場所に、2025年1月、今回の実例である賃貸住宅「ベルフォルテ」が完成しました。
埼玉県さいたま市西区指扇地区は2004年に土地区画整理事業が始まり、現在も街の整備が進んでいる地域です。敷地面積は約323坪、3階建て、1LDK6室・2LDK9室の15室を備えています。2つの道路に面する角地で、建物には、外観のファサードが映える大和ハウス工業の賃貸住宅TORISIA(トリシア)を採用しました。太陽光パネルや高効率な省エネ設備を備え、一次エネルギー消費量の収支をほぼゼロに近づける、Nearly ZEH-M 仕様の賃貸住宅です。
家族の暮らしと土地の将来的な価値を見据えた、計画的な土地活用
土地活用のきっかけとなったのは、母の死去による相続でした。もともと母は相続対策として複数の賃貸住宅を所有していました。3年前、自宅が建っていた土地を含めすべての土地を相続した際に、将来的には娘夫婦が引き継ぐことになると考え、「このまま残しておくわけにはいかない」と土地活用を決断。まずはオーナー様自身と娘夫婦が住む住宅、それぞれの家を隣接して2棟建設し、残った土地に集合住宅を建てました。
土地活用をするにあたり、複数社による提案が行われました。プロジェクトを指揮した大和ハウス工業の網野は、資産の将来予測や借入から回収までのシミュレーションができるPDBシステムを活用。見積もりの段階で、10年後、20年後に相続税がどうなるかという未来予測を出したことで、オーナー様にもご満足いただけました。また、予算が重要視されたことも、大和ハウス工業を選定していただく結果につながりました。
※PDBシステム(Personal Data Base):大和ハウス工業が独自に開発したシステムで、将来の資産状況や損益収支を把握できる。
設計から管理まで、部門連携で一貫したサポート
今回のプロジェクトは自宅と賃貸住宅の建築が並行するため、大和ハウス工業の住宅部門と集合住宅部門が連携し、ワンチームで対応しました。オーナー様の不安を軽減するため、窓口はプロジェクトの指揮を執る網野に集約し、一貫してサポート。工事期間中は部門間で密に連携を取りながら進められました。その一例として、建築スケジュールの都合上、戸建て住宅が先に完成する予定だったため、賃貸住宅との外観や色味がちぐはぐにならないよう、デザイン面に配慮した提案を行いました。こうした部門間の連携により、統一感のある計画が実現しました。
西大宮エリアは、集合住宅や戸建て、マンションなどが非常に多く建ち並ぶエリアです。そのような中で埋もれてしまわないよう、オーナー様からも、「住む人に『ここいいな』と思ってもらえるような建物にしてほしい」という要望をいただきました。
この要望に応えるため、設計を担当した大和ハウス工業の山影は、見栄えのあるデザインはもちろん、使いやすさに配慮しました。例えば、最寄り駅が近いことから、エントランスへの動線、駐輪場の使い勝手などを重視しました。トリシアは準耐火建築物であるため、建物の周囲に3mの空地を確保しなければなりません。そのため外構計画や建物の配置計画については、特に意識して慎重に進められました。
日々の管理は大和ハウスグループの大和リビングに依頼。入居中にはさまざまなトラブルや不具合が発生します。トラブル対応では、その日のうちに対応し、後手に回らないよう迅速に動ける体制を整えておくことが重要です。大和リビングの管理について、オーナー様からは、「率直に言って一番楽です。鍵の管理までこちらに任されるメーカーさんもありますが、退去後のリペア対応も含め、ダイワハウスさんが一番楽だと思っています」とお話しいただきました。
そして、今回のプロジェクトについても次のような評価をいただきました。
「ここに住める方っていいなと思いますし、建ててよかったです。ただし、集合住宅を建てるということは大きな投資なので、収益性が出るのかどうか、退去のリスクや賃料が下がるといったリスクもあります。そういうものを全部勘案してバランスが一番いいところ、そういう面で見ると、大和ハウス工業さんはいいと思います。」
すでに賃貸住宅の経営をされていたオーナー様。今回のプロジェクトでは、外観や内観のデザイン面での提案、さらに完成後の賃貸住宅を大和ハウスグループで手がける安心感が信頼につながった事例でした。
成功する土地活用の秘訣は大和ハウス工業へご相談ください。