ダイワハウスコンペティション告知ページ
住宅は、機能を満足させ生活を守ると共に、悦びや楽しさ、まだ見ぬ幸せを掻き立てるものであってほしい。
それら人の感性に訴える「快楽」をキーワードに、自身の内から湧き出る欲望に素直になって住宅を考えてください。光、風、音、季節、時刻など、身体的な感覚も空間を生み出す素材となるでしょう。
自身の価値観が空間を決める要素になるかもしれません。一方で「都市に住む」という投げかけは、多様な選択肢をもつ都市において、場所のイメージや周囲との関係を語ってほしいからです。
身勝手な「快楽」ではなく現代の都市に住む意義も見出してください。どのような都市を設定するかは自由です。
また住宅という概念にこだわらず、ある時間を過ごす場所というイメージで「住む」空間を提案してもよいです。自らが考える「快楽」とは何か他者に説得することが必要です。
想像力を大きく膨らませ、誰もが考えつかなかった、そして誰もが羨むような「都市に住む快楽」のアイデアを期待します。
建築家 CAtパートナー
横浜国立大学建築都市スクールY-GSA教授
どのくらいの思い入れをもって「快楽」を考えているかは重要になると思うので、提出物は基本的に規定せず、自分自身が感じる「快楽」という ものを説得するための圧倒的な表現が出てくることに期待したいですね。
建築家 堀部安嗣建築設計事務所
京都造形芸術大学大学院教授
「快楽」を求めるならば、自分の身体感覚に忠実にならなければと思います。嘘はつかないで、正直に思考を深めてほしいですね。
建築家 平田晃久建築設計事務所
京都大学准教授
私たちの世代と比べて今の学生たちは何に対して喜びを覚えるかが変わってきていると言われています。果たして本当に変わっているのか、そし て変わっているのならば、こういう快楽があり得たのかと思わせてくれる提案がでてきてほしいですね。
大和ハウス工業 執行役員
「都市」に住み、「快楽」を得るためには覚悟がいると思います。それを喚起するポジティブで楽しくなる提案を期待しています。