

お客様グループでは、企業と関わりがある場合、対応する社員がその会社を代表し、企業イメージに直結するものだと考えました。その関係性が深くなる課題に対し、優先的に取り組むべきだという認識のもと、順位付けを行いました。
当社が示した12個の課題に対し、どの課題も重要であるという参加者全員の共通認識がありました。その認識が順位付けを困難にしましたが、“人”と“企業の持続的な発展”をキーワードに議論が展開されていきました。
そして、分科会の最後には、参加者の方々からリーディングカンパニーとして大和ハウス工業だからできる、あるいは求められる課題に積極的に取り組んでもらいたいといったご意見をいただきました。


取引先グループでは、大和ハウス工業と協働し業務を行っているステークホルダーとしてのお立場から、「ものづくり」に関連する課題を上位に位置づけ、順位付けを行いました。
取引先グループで選定した上位4課題についてはお互いに密接に関わっており、ほぼ並列であると考えました。そのなかで、「安全かつ健康的に働くことのできる職場」、「取引先および利用者に対する、責任ある行動の推進」、「製品販売後のサービス、苦情対応」を実現するには従業員教育が不可欠であり、取引先各社に対する波及効果(裾野の広さ)を考え、「人材育成」を第1位としました。
中位(第5位)以降については、各課題が「社会全体として重要なテーマであるか」に加え、大和ハウス工業の社員と同じ現場で働かれているステークホルダーとして「実感できるものか(身近さ)」を考慮し順位付けを行いました。
上位課題については、比較的スムーズに順位付けを行うことができましたが、中位以降については決め手となる判断基準を定めることに時間を費やしました。対外的には、現場で働かれている取引先の方も「大和ハウスの従業員」としてみなされることもあり、当社と関わりが深い取引先であるからこそのご意見を多数いただきました。


NPO・NGOグループでは、「人」という切り口で順位付けを行いました。
12個の課題についてはどの課題も重要かつ企業として取り組まなくてはならないため、順位付けをするのが非常に困難でした。切り口を変えると順位がガラリと変わるため、論点がぶれないように注意をしながら議論を進めていきました。これから課題に取り組むにあたっては、グローバルな視点で課題解決に向けて進んで欲しいというご意見をいただきました。


従業員グループでは、「企業は人なり」を基本的な考えに据え、12個の課題の中でも「社会と大和ハウスグループが持続的に発展、成長していくための布石(攻めの姿勢)」、「凡事徹底、安全成長のための土台(守りの姿勢)」に分けて順位付けを行いました。
従業員として、社会の課題に対して優先順位をつけるという作業はとても難しいものでした(自分たちの会社が成長していくためには、どれも重要だと考えている)。結果として、社内向けの取り組みを上位に配置していますが、働いている者の実感として、全ては従業員のレベルを上げなければ、社会の皆さまからの期待に応えられないという思いがあり、その重要性を再認識する機会となりました。


株主グループでは、(1)その課題が社外まで影響するのか、それとも社内に影響がとどまるのか、(2)その影響の範囲・深刻度合いはどうか(3)大和ハウスグループでどの程度の可能性があるかという観点で順位付けを行いました。
株主グループでは、上記の切り口をもとに順位づけを行いましたが、一旦並べ終えたものの、別の判断基準が加わると、また並べなおす作業を繰り返し最終決定に至りました。特に人権関係のテーマの扱い・事業活動をどの程度考慮するかについて色々な議論がなされました。


地域社会グループでは、大和ハウス工業には「もっとできることがある」という参加者の期待をもとに、どれだけ企業の強みを生かした積極的な展開ができるかを重要なポイントとして順位付けを行いました。
参加者の当社に対する期待は、通り一辺倒の先進事例ではなく、「既存の枠組み」を壊すようなインパクトのある取り組み、もしくはその可能性でした。全員が前傾姿勢で臨んだ150分は非常に白熱した議論を生み、大和ハウス工業には「もっとできることがある」という可能性への、期待と叱咤激励を含んだ意見が多数飛び交っていました。
