| 開催日 | 2025/10/13〜2025/10/13 |
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| 開催場所 |

人々が生活をする場所では、多種多様な仕事と多くの人が交じり合っています。
仕事について理解をより深めるため「記者になりきってお仕事に密着しよう!」というテーマで、この日のために集まった、奈良に縁のある31社31職種の方々に、小学生が実際に取材をしました。
世界的に珍しい技術を有する仕事や、奈良県にあるスゴい産業や仕事がどのように社会を支えているのか…実際に働いている人に取材をしたり仕事を体験したりすることで、新しい世界が広がります。


参加した子ども達は真剣な表情で話を聞き、積極的にメモを取っていました。お仕事についての説明を一言一句逃さないよう、集中して取り組んでいる様子が伝わってきます。
そんな彼らの熱心な姿勢に感銘を受けた企業・団体の皆さんも説明に一層力が入る様子。思わず予定時間を過ぎてしまう様子も見受けられました。
座学だけではなく体験も交えることで、活気あるやり取りが繰り広げられ、子ども達の学びへの情熱が企業側にも良い刺激を与えているのが印象的でした。


取材を終えた後は編集ブースで「まとめレポート」を作成。今回の取材を通して発見したことや学んだことを、それぞれ想いを込めてまとめました。
「取材先はどんな仕事だった?」「仕事の魅力ややりがいについて気付いたことは?」等、取材した企業・団体の皆さんのお仕事のお話や質問、体験を思い出しながらレポートに記入しました。
子ども達からは「柿の葉寿司がどんな風に進化してきたのか調べたい」「日常で触れることのない英語や外国の文化を知れた」「植物や木などに興味を持つことができました」「沢山の人が仕事に誇りを持って働いていることが見つけられた」「またお仕事フェスティバルに参加したい」などの感想が寄せられました。


保護者の皆さんからも、「いろんなジャンルのお仕事を知り、自分の興味のあることを見つけやすくなったと思います」「学校ではあまり手をあげないのに、手をあげて質問をしていて驚きました」「こどもを応援してくれる場があることが嬉しいです」「奈良の企業でも知らないところばかりで、いろいろな業種の会社を知れて、こちらも勉強になりました」などの感想をいただきました!
認定NPO法人カタリバ 代表理事 今村 久美 氏(いまむら くみ)さんを講師に迎え、「“不登校の今”寄り添いでひらく子どもの未来」をテーマに、大人向け特別講演会を実施しました。
今村さんの講演からは「どんな環境に生まれても、学ぶ意欲さえあれば未来は変えられる」という強い信念が語られ、被災地支援や子どもの居場所づくりなど、困難な状況にある若者に寄り添い続けてきたエピソードは、参加者の心に深く響いている様子でした。


「私たちの固定観念を外しながら、他の人の手を借りてみんなで子育てする」「親自身が楽しんでいる姿を見せる事が、子どもにとっては最も素晴らしい“教科書”になる」
今村さんから発せられたこれらのお話を聞き、また参加者同士のグループディスカッションで様々な生の意見を交わし合い、子どもへの寄り添いについて、想いを巡らせる時間となりました。
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