[Tさま邸]
県内で便利なエリアにご新居を構えたTさまが希望されたのは、カーテンの要らない暮らし。
中庭という半屋外空間を中心に、開放感いっぱいの住まいを実現されました。
外からの視線を気にせず開放感ある生活を
駅前マンションの高層階から住み替えるため、ご夫妻や2人のお子さまの生活環境が変わらない近隣エリアに土地をお探しだったTさま。金融機関から大和ハウスを紹介され、土地探しと住まいの計画を並行して進められました。
Tさまはマンションでの生活と同様に「カーテンの要らない暮らし」を希望。選ばれた土地は道を挟んで線路に面しているため、プライバシーと開放感の両立がテーマの一つになりました。そこで大和ハウスの設計士は、約7坪の中庭のある間取りをご提案。中庭には軒が大きく張り出しており、カーテンで遮らなくても外からの視線や夏場の強い日差しが室内に入らない設計です。
LDKの天井は吹き抜けとし、一日中どこかの窓から柔らかな自然光が入る住空間を目指しました。妻のHさんいわく、「光の変化や中庭のシンボルツリーが揺れる様子で、季節や時間の流れを感じます」。木や土などの天然素材を用いたインテリアも手伝って、自然の中に身を置くような心地良さです。ご夫妻と長女のHさん、長男のKさん、そして愛犬のさくらちゃんも一緒に、陽だまりのリビングで穏やかな集いの時を過ごしていらっしゃいます。

リビングダイニングを緩やかに分ける木のアクセント天井も印象的です



LDKに面した中庭が道路側からの視線をカットし、深い軒が夏場の強い日射しを遮ります

外から帰れば、玄関から収納を通り、洗面室で手を洗って室内へ。帰宅動線や収納量確保に配慮したレイアウトです

キッチンとユーティリティを連続させて、家事にかかる時間を短縮。キッチンのそばには食品類をストックするパントリーもあります

ダイニングの近くに趣味や勉強のためのスペースを希望されたTさま。中2階に程よく独立性のある空間をつくりました。天井の高さを生かして本棚を設け、出し入れのためのハシゴも用意しました

実用空間を個性的に実現したホビースペースとパントリー
Tさま邸のLDKの一角には、階段の踊り場と一体になった、縦長の箱のような空間があります。上半分の中2階に設けられたホビースペースには、造作のコーナーデスクや本棚がしつらえられました。リビングやダイニングとつながりながら適度な距離を保って集中できると、長女のHさんお気に入りの勉強場所になっているのだとか。下半分には食品類などを収納するパントリーがあり、Tさま邸独自のユニークな空間となっています。
Tさま邸のこだわりは、外観スタイルにも光ります。四角い箱を重ねたような陸屋根のシルエットは、コンクリート建築や美術館のような雰囲気を漂わせます。塗り壁の質感も美しく、道行く人の目を引く堂々としたファサードです。

この家に引っ越して間もなく迎えられた、愛犬のさくらちゃん。いつもリビングのどこかで可愛い姿を見せ、家族を和ませています
アプローチ部分は斜めに設けた杉板仕上げのコンクリート壁によって、奥まった位置にある玄関へと誘われる仕掛けに。里山の風景をコンパクトに再現したようなロックガーデンなど、さりげない演出で魅力的な外構がコーディネートされています。
ご新居での生活をそれぞれに楽しんでいらっしゃるご家族。今年の夏には中庭でバーベキューをするなど、楽しい計画を立てているのだそうです。

ゆったりとした斜めのアプローチ階段の向こうに、深い軒に守られるように玄関ドアがしつらえられました

活用しやすいように、階段を上った先に4.5帖の和室を設置。多目的に使える和の空間です
フォトギャラリー

中庭のウッドデッキとリビングの床レベルを合わせて、まるで一つの空間のような広がりを感じさせます。リビングとダイニングの吹き抜けの間には、存在感のある木の「通路」が通って、空間を一体的に見せています。

存在感のあるベトングレーのキッチンに合わせて、家電も黒をチョイス。木のぬくもりが漂うダイニングテーブルに、TさまはYチェアをコーディネートされました。

キッチンに立ってダイニング側に目をやると、吹き抜け窓からの自然光を受けた階段が、白い壁にきれいな影を落としています。写真の右上に見えているのは和室の入り口。和と洋の意匠を違和感なく調和させました。

階段を上ってすぐの場所に設けられた4.5帖の和室。吊り押入れを採用して地窓を設けることで、視覚的な広がりを確保しています。長男のKさんはここを気に入り、寝起きする部屋に使っているそう。

2階の「通路」。繊細なアイアンの手すり部材が縦横に走り、遠近感を強調しています。普段はほとんど1階で過ごしているというTさまご家族ですが、こうした個性と遊び心のある空間が、わが家への愛着をもたらす一つの要素になっているようです。

中庭にも間接照明を取り入れ、落ち着いた雰囲気を演出。強めの光源を足元に仕込み、軒に光をバウンドさせています。雨の日には鎖樋(くさりとい)を伝う水の音が、風流なBGMとなって耳を楽しませるのだとか。ご家族が畑で選木されたアオダモは、葉を落として枝だけになっても風雅な趣を漂わせています。



お客さま用の玄関ホール。天井の木目はガラスのリビング扉を挟んでLDKへと続いており、奥へといざなわれるような視覚効果があります。

商品名 | xevoΣ |
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敷地面積 | 314.06m2(95.00坪) |
床面積 |
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ご入居時期 | 2023年12月 |
家族構成 | ご夫妻(50代)、長女(16歳)、長男(13歳) |
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Team-xevo (チームジーヴォ)
Team-xevoとは建築士や施工技術者などの専門スタッフで構成し、お客さまがマイホームを考え始める時からご入居後も生涯にわたり、ずっとサポートするチームです。
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