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建築家と住識者の「いい家つくろう会議」vol.2-1疲れの本質を知れば、
理想の住まいの姿が見えてくる。

建築家 木村文雄教授をホストに、
様々な業界の第一人者と「いい家づくり」について語り合うトークセッション。
第二回となる今回は、医師であり長年にわたり「脳と疲れ」の研究を進めている梶本修身先生を迎え、
脳と体に優しい暮らしの環境について伺いました。

Profile

住宅設計アドバイザー 一級建築士

木村 文雄

山形大学工学部 特任教授 睡眠マネジメント研究センター 
副センター長

1976年 芝浦工業大学 工学部建築学科卒業
ハウスメーカーにて住宅設計、商品企画、研究開発などに携わり
2013年4月より近畿大学建築学部 教授に就任
2019年4月より現職

東京疲労・睡眠クリニック院長

梶本 修身

医師・医学博士

1994年 大阪大学大学院 医学研究科 博士課程修了(医学博士)
2003年 産学官の連携による「疲労定量化および抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者
2006年 ニンテンドーDS「脳年齢 脳ストレス計 アタマスキャン」の開発に携わり脳年齢ブームを起こす
現在、TVや著書の出版など各メディアで活躍中

日々の暮らしの中で、疲れているのは体ではなく脳

木村 文雄(以下、木村):今日は医師であり、「脳と疲れ」の研究の第一人者である梶本先生に来ていただきました。先生、ありがとうございます。早速ですが、先生はなぜ「脳と疲れ」を研究しようと思われたのですか。

梶本 修身(以下、梶本):私が最初に「疲れ」に取り組んだのは大阪大学の大学院の時です。脳のエイジングを研究していて、加齢現象を調べはじめたのが出発点ですね。

木村:いわゆる「脳年齢」と言われるものですね。

梶本:そうです。毎日同じ人から指標を取るんですけど、日によって70歳だったり、次の日は調子が良くて65歳になったり、日によってプラスマイナス10歳くらいの幅で変わるんです。それを最初はノイズと考えていたんですけど、実は「疲れ」であることがわかってきて、「脳の疲れ」を定量評価するようになっていきました。

木村:疲労によって数値が変わるということですが、例えば普段の生活の中でも脳は疲れるものなのでしょうか。

梶本:まず、「疲労」についてお話しすると、実は研究をはじめた当初は「頭を使うと脳が疲れ、体を動かすと身体が疲れる」という発想しかありませんでした。でも、運動をしたり、長い時間デスクワークをしたり、サウナなどの熱い環境に身を置いたり、いろんな負荷をかけて研究を行った結果、精神的な疲労も身体的な疲労も変化する指標は変わらなかったんです。それで、もう少し詳しく見ていくと、脳を使っている状況下では、自律神経中枢という視床下部が激しく動いていることがわかりました。ここで、私たちが普段感じている「疲れ」は、脳の自律神経じゃないかと仮説が立ったんです。

木村:自分たちが「疲れた」と感じているものが何なのかが見えてきたんですね。

梶本:そこから脳の自律神経を何年もかけて調べていくと、普通に暮らしているだけでも非常に老化の進行が早いというのがわかってきました。体の筋肉の量は普段運動している方なら20歳と40歳でさほど変わらないのですが、自律神経は同じ年齢幅で約半分になります。高齢の方が熱中症になりやすいのは、自律神経の体温調節機能が衰えているからなんですね。

木村 :なるほど、では私たちのような建築家は、家を建てる時には脳やその中の自律神経を意識することが大事とも言えますね。いや〜、なかなか難しいようにも感じますが、これからは取り組むべきひとつのテーマだと思います。

梶本:そうなんです。でも、何年も前に木村先生が設計した国立市の実験モデルハウスを見せていただいた時があったじゃないですか、あの時に設計の一つひとつの目的が、とても脳に優しいと思ったんですよ。どういう目的があってこれを取り入れたのかがとても鮮明で、細部にまで考えが行き届いていることに感動しましたから。

木村 :うれしいですね。ただ私は、自律神経に負荷をかけないなんて、言葉で解釈していた訳ではないんですよ。ここにいると安らげる、心からくつろげる、そういう思いを基本にして考えただけなんです。それを根拠をもって褒めていただけるのは、本当にうれしいですね。

住空間づくりで大事なのは「五感の一致」を考えること

梶本:人も基本的には動物ですから、生きることに懸命になるほど優しい環境にいることが一番長生きできるし、健康なんですよね。実際に日本の平均寿命も70年くらい前は50歳くらいでしたから。今健康寿命を伸ばしているのは、住宅の性能と、そこから生まれる快適な環境が自律神経の衰えを支えている一つの要因と言えるかもしれません。

木村:確かにそうですね。住宅の性能自体がかなり進歩していますし、近年は建物の断熱性や気密性がどんどん向上してきていますから。昔は冬に冷たい隙間風が入るのが当たり前でしたし、寒い室内で火鉢にあたったり炬燵に入ったりして暖をとるのが主流でしたね。

梶本:最近の単純な例なのですが、動物飼育の統計データによると、犬を室内で飼うようになって寿命が年々伸びているんです。昔は外で飼うことが多かったのですが、室内環境の快適さがここでも好影響を与えているとも言えますね。

木村:居住環境が生命に大きな影響を与えているのかもしれませんね。現代で言うと、ここに加えて情報環境なんかもありますね。ストレスが暮らしの中に蓄積していると、私は思うのですが。

梶本:確かに、今は情報過多の時代です。江戸時代の人は村の情報さえ知っていればよかったんです。それに今ほど忙しくもないでしょうから。1日に会う人の数も少なかったと思います。でも今は、移動するだけで1日に何千人もの人とすれ違いますし、気づかないうちに情報負荷はかなりのものになっていると思いますね。

木村:ここでもう少し昔の家の話をしようと思うのですが、昔の家は本当に中だか外だかわからないような中間領域が多く見られたんですね。縁側なんて、温熱環境的にはすごく厳しくて良くなかったんですが、そこには外の景色の広がりがあったり、雨音が聞こえてきたり、自然との距離が非常に近かったんです。

梶本:確かにそんな感じでしたね。

雨音や梢のさえずりなど、自然のゆらぎを感じられるような距離感をつくることが大切。

木村:でも今は、家がシェルター化してしまって、室内の温熱環境はとてもいいのですが、外とのつながりが希薄になっていることも少なくないんです。私は家を設計する時は、施主の方に室内から見えるシンボルツリーをお勧めしています。風で木が揺らぐだけで癒やしになると思うんです。自然が目に入る、そんな工夫を入れるだけで気持ちは変わる訳ですから、家のつくり方をもっと深く考えれば日々のストレスを少しは軽減できるんじゃないかな。

梶本:木村先生の話と私の話はまったく矛盾するものではなくて、人は「安全・安心・快適」であることが大事なんです。自律神経の話と同じで、快適な環境が健康には前提。広すぎる家も安全を確認できないから落ち着かないし、住みにくいんですよね。

木村:人によって違うでしょうが、安心できる広さというのはありますね。

梶本:あともう一つ大事なのが「五感の一致」です。波の音を海で聞くととても気持ちよく響きますが、山の奥でそれが響いてもそれは違和感でしかありません。磯の香りが山で漂ってきたらびっくりしますよね。目で見ているものと感じていることを一致させる家づくりはとても大切だと私は思います。最初に話をした木村先生の設計したモデルハウスは、その五感が見事に一致していて感動しました。

住まいの周辺環境との調和はもちろん、居住空間と五感を一致させることで心地よい暮らしを実現できる。

木村:あの家では、住空間はもちろんですが、窓からの景色や庭のしつらえ、居心地を整えることを追求しました。五感を一致させるというところまでは考えていませんでしたが、例えば木の香りを感じられるようにリビングにはムクの木を選んで家具をつくるとか、バスルームは別の木を用いてリラックスできる空間に仕上げるとか、それぞれに合わせて部材を選んでいましたね。

梶本:私たちが環境と五感の関係に気づきはじめた時には、もう木村先生はそれを家づくりに反映されていましたから、ちょっとびっくりしましたね。私が研究で考えていることがカタチになっていたので、まさに答え合わせをしている感じです。決して大きな家ではないのですけど、細かなところまで考えが行き届いていることに驚いたし感動しました。

木村:こんなに褒めていただけると、逆に緊張してきますね。(笑)

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