道路拡張に伴う区画整理でご両親が暮らすご実家が立ち退きになり、代替地に平屋の住まいを新築されたAさま。お父さまが車椅子生活になっても不自由なく安心快適に暮らせるよう、随所に配慮を施したバリアフリー住宅にされました。息子さまご夫妻は現在、離れた県にお住まいですが、定年後は帰郷してこの家を住み継がれる予定とのこと。「私たちのライフスタイルにもマッチした満足度の高い家づくりができました」とお喜びのAさまです。
彫りの深い「ベルサイクス」の外壁が豊かな陰影を生み、6寸勾配の大きな切妻屋根が風格を醸し出す平屋の佇まい。玄関ポーチを廊下のように長く取り、邸宅感ある表情に。屋根の「黒」と外壁の「白」のコントラストが重厚感漂う中にもモダンな印象を放っています。
吹き抜けの大きな三角窓から空が眺められ、光がふんだんに差し込むリビング。天井まである「グランフルサッシ」で外のテラスとつながり、より明るさと広がりを感じさせます。「将来、猫を飼うことを想定して、三角窓の下に猫用の見晴台も造り付けてもらいました」と笑顔のAさま。吹き抜けを縦横に渡るキャットウォークの梁が猫の楽しい遊び場になりそうです。
道路に面した玄関ポーチとは別に、駐車場から続くスロープを通って玄関に辿り着けるバリアフリーのアプローチを設けました。さらに玄関扉には広い開口部が得られる3枚引戸を採用し、車椅子でスムーズに外出できるようにしています。玄関土間は車椅子用のスロープ台が置けるよう、奥行きを広く確保しています。
玄関ホールの続きに書庫スペースを設けて、お父さまの膨大な蔵書を図書館のようにすっきりと収納。ご両親が移動しやすいよう、周囲の壁に手すりを設置し、書庫スペースは手すりを跳ね上げると車椅子でも通り抜けできるようにしています。「大好きな本を眺めて暮らせるようになり、父も喜んでいます」とAさま。
壁一面に本棚を埋め込んだお父さまの部屋。可動式の梯子で高い棚の本を取り出せるようにしています。「海外の映画で見た本棚の梯子が気に入っていたので、イメージを伝えて探してもらいました」とのこと。デスクの前の窓から庭の眺めも楽しめます。
バリアフリートイレはお父さまの部屋からも廊下からもアクセスできる2方向動線に。3枚引き戸で開口幅を広く取り、車椅子で出入りしやすくしました。さらに便器の前にスイングタイプの前方ボードを設置して、移乗時の動作や姿勢の安定を図れるようにしています。
高い位置の「ハイサイドライト」から光が差し込む明るい洗面室。洗面化粧台は足元に空間が確保され、車椅子に座ったままアプローチできるタイプを採用しています。浴室も出入り口に段差がないユニットバスで、三方に手すりを設置して安全性を高めました。
板張り風の勾配天井が落ち着きを生む小屋裏スペースは、隠れ家のような雰囲気。「おこもり感が心地よく、大きな窓から景色が一望できるのも気に入っています」とAさま。
先に相談していた他社から出されたプランが満足できるものではなかったため、他のハウスメーカーの住宅も見てみることにしました。それでダイワハウスの住宅展示場を訪れたところ、高い天井や大きな窓に居心地の良さを感じました。営業担当の神垣さんの対応がとても誠実で、私たちの思いをくみ取り、予算を抑えた平屋プランで要望をかなえる提案をしてくださったことが決め手になりました(息子さま)。
ダイワハウスでは、各「商品カタログ」や「二世帯住宅」「賃貸併用住宅」「ペット対応住宅」などテーマにあわせたカタログ、またテーマ別の建築実例集もプレゼントしております。 ※お申込み1回につき、それぞれ3冊までお選びいただけます。
EVENTS AND CAMPAIGN
ダイワハウスでは、注文住宅のご建築に役立つイベントを全国各地で随時開催しています。
見て、聞いて、体験することは、納得のいく注文住宅づくりの第一歩。バス見学会や各種住まいづくりセミナー、インテリアや家具の展示会など、建てる前にぜひご参加いただきたいイベントをご用意しています。また、期間限定でうれしい特典を設けたキャンペーンも随時開催します。あなたのお住まいのエリアを中心にご案内しますので、ぜひチェックしてみてください。
現在暮らしている富山県で打ち合わせをしながら、両親が住む岡山県での家づくりとなりましたが、スタッフのみなさんが要所要所で現地に出向き、状況を把握するなど、常に私たち家族に寄り添ってサポートしてくださったので不安感は全くありませんでした。両親が実際に住み始めてから「こうしておけば良かった」と気がついたこともありますが、それにも随時対応してくださり、感謝しています。営業担当の神垣さんの笑顔、大林さんの落ち着いた雰囲気、インテリア担当の石﨑さんのテキパキとした仕事ぶりが今も印象に残っています。
営業担当/神垣 孝寛
ご両親がお住まいになる家なので、車椅子での生活になられても快適に暮らしていただけるよう、バリアフリー提案をしっかりと行いました。また、お父さまは膨大な蔵書をお持ちですので、図書館のように収納できる書斎スペースをご提案してお喜びいただきました。遠隔地での家づくりを円滑に進めるため、ビジネスチャットで富山県の私たちスタッフと、岡山県の現地スタッフ、そして息子さまをグループ化して密に連絡を取り合い、お姉様やご両親のご意見も共有しました。
設計担当/大林 宗平
ハウジングマイスター(社内認定)
現在、ご両親が快適に暮らせることはもちろん、将来、息子さまご夫妻が住み継がれることも考慮した平屋のプランをご提案しました。バリアフリー住宅としては、お父さまの部屋が孤立しないよう、家中をぐるりと回れる動線にしたこと、車椅子対応のトイレはお父さまの部屋と廊下の2方向から出入りできるようにしたことがポイントです。「おこもり空間」の楽しさがある小屋裏スペースもお気に入りいただき、うれしく思います。
設計担当/小谷 泰輝
壁一面の本棚やスライドハシゴ、小屋裏を利用したおこもり部屋など、Aさまのご要望のイメージをしっかりと把握し、細部の納まりまで気を配って設計しました。また、Aさま邸は他県での施工で、簡単には現場に行けないため、展開図や部分詳細図を作成し、できる限りAさまのこだわりを現場に伝えられるように努めました。図面で伝えきれない事項は現地の工事担当者と電話で密に打ち合わせを行い、遠隔地での工事に支障が出ないように心掛けました。
インテリア担当/石﨑 英子
エクセレントインテリアコーディネーター(社内認定)
息子さまはご両親の安全を第一に考えられていたので、インテリアの美しさだけでなく、引っかかりにくく、転ばれたときにもケガをしない素材選びに気を配りました。お風呂、洗面、トイレなどバリアフリーの設備もきめ細かくご提案しましたので、お引き渡しの時にお母さまとお姉さまにご説明をしたところ、とても感動していただきました。お母さまが実際に設備を動かしたり、手すりに触られて「これからの生活が楽しみです」とおっしゃってくださったことが忘れられません。