大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

研究成果 建築系

結露予測制御システム

『結露予測制御システム』は、床スラブ表面で結露が発生する可能性(以下、結露リスク)を発生前に予測し、使用者への事前通知と換気扇の事前停止を行うことで、結露被害を抑制する技術です。建物に設置した各種センサーと気象予報からデータを取得し、過去の実績値に基づく予測式を作成することで、当該建物での結露リスクを予測します。予測結果を事前通知することで、作業員への注意喚起や荷物の養生、可搬式送風機の手配等、事前の対策行動をとる時間的猶予を確保することができます。

社会課題(背景)

近年、気象の高湿化に伴い、非空調の物流施設などの建築物において、1階床スラブ(土間コンクリート)に結露が発生するリスクが高まっています。この現象は、主に春期から夏期にかけての期間において、低温日が数日続いた後に降雨などによって外気温湿度が急激に高くなることで、蓄冷された床スラブの表面温度が空気露点温度を下回り、表面に結露水が顕在化するものです。
これらの現象が発生した場合、施設使用者にとっては、荷物や設備の損傷、スリップによる転倒等の安全性への影響、業務効率の低下や修繕のための費用発生などの実害が生じるため、結露被害を未然に予防するシステムの開発に取り組みました。

技術のポイント

  • 建物ごとに結露の可能性を判定
  • 気象予報データを取得し、翌日の結露リスクを予測
  • 前日の段階で施設利用者へ電子メールにてリスクを通知
  • 高リスク時は事前に換気扇を停止し、室内の絶対湿度上昇を抑制

適用用途

倉庫、工場

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