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コラム
<投資/資産形成>
新NISAの良かったこと・悪かったこととは?
新NISAに関するアンケート

2024年1月から始まった新NISA(少額投資非課税制度)。金融庁が2024年9月に公表したデータによると、NISAの口座の開設数は2,400万口座を突破しており、投資に関する意識は世間に広がりつつあるようです。
大和ハウス工業は、「くらし情報コラム」に来訪された方を対象に、2024年10月29日(火)~11月5日(火)にかけて、「新NISAに関するアンケート」を実施しました。新NISAの動向が気になっている方は、ぜひご一読ください。

調査時期:2024年10月29日~11月5日
調査対象:くらし情報コラム来訪者
有効回答数:667件
調査方法:Webサイト・くらし情報コラム上のアンケート

POINT 01 8割以上の方が新NISAなどの投資を行っている

投資をしている方は現在どのくらいいるのでしょうか。新NISAをメインに伺いました。

Q1.現在投資を行っていますか?(単一回答)

「新NISAが始まる前から投資しており、新NISAを使っている」という方は54.8%、「投資はしているが新NISAは使っていない」という方は20%、「新NISAが始まってから投資を始めた」という方は8.7%となりました。また「現在は投資を行っていない」という方は16.5%でした。約8割以上の方が新NISAやそれ以外の投資を行っていることになります。新NISAをはじめ、投資は多くの方々にとって身近な存在になってきていることが伺えます。

Q2.投資をしている方は現在行っているものを、投資を行っていない方は現在興味のあるものを教えてください。(複数回答)

「投資をしている方は現在行っているものを、投資を行っていない方は現在興味のあるものを教えてください」という質問では、「新NISA」が投資を行っている方、興味を持っている方の双方で最も多くの回答を集めました。一方、「株式(国内)」は新NISAに続き2番目に人気のある投資手段でしたが、投資を行っていない方にはあまり興味を持たれていないようでした。また、不動産投資を行っているという方は8.8%で、60代以上の方が多く活用されていました。

POINT 02 約半数の方が「資産を増やすため」に投資を行っている

Q3.投資をしている理由・目的は何ですか?(単一回答)

投資を行っている方に「投資をしている理由・目的は何ですか?」と質問したところ、「資産を増やすため」が最も多く50.9%、次に「株主優待などのサービスを得るため」が17.5%、「税務対策のため」が10.6%と続いています。多くの方が「資産を増やすため」と回答しており、投資は資産を増やす手段として浸透しているものと考えられていることがわかります。

さらに「資産を増やすため」と回答された方に対して、資産を増やす理由や目的について伺ってみました。

Q4.資産を増やす理由や目的を教えてください。(複数回答)

「老後のための貯蓄」が62.2%と最も多い結果となり、老後資金への関心が高まっていることが要因として考えられます。そのほか、「趣味のための貯蓄」が23.2%、「旅行費用」が16.2%と、幅広い目的で投資が行われていることが伺えます。

65歳以上の投資理由(抜粋)

また、各回答の年齢別の分布を見ると、「医療費の補填」「子や孫への相続・贈与」では、特に65歳以上の方が多い結果となりました。このほか、「老人ホーム入居費」や「リフォーム費用」など、住まいに関する理由も目立ちました。

30〜34歳以上の投資理由(抜粋)

また、30代前半の方では、結婚式費用や教育費のほか、住宅購入の資金準備のために投資をしている方も多い結果となりました。

POINT 03 新NISAは利用者の満足度が高い結果に

新NISAによる投資を行っている方に対し、「新NISAを使って良かったこと、悪かったことを教えてください」と質問したところ、次のような回答が得られました。

新NISAを始めて良かったこと

  • ・旧制度よりも非課税枠が広がり、より多くの投資が可能になったこと。
  • ・適切に運用することで資産形成に役立っていること。
  • ・期限がないこと。

NISAが新NISAに変わったことによって新たに発生した「悪かったこと」を、具体的に挙げている方はいませんでしたが、新制度前から続いている「損益通算ができない」という点について、不便に感じている方がいらっしゃいました。

POINT 04 2つの投資枠を両方活用している方は半数

同じく新NISAによる投資を行っている方に対し「新NISAの『成長投資枠』『つみたて投資枠』をどのように使っていますか?」と質問したところ、「成長投資枠とつみたて投資枠の両方」と答えた方が50.6%、「成長投資枠のみ」が25.8%、「つみたて投資枠のみ」が18.9%となりました。

Q6.新NISAの「成長投資枠」「つみたて投資枠」をどのように使っていますか?(単一回答)

年齢による偏りはあまりなく、多くの方が2つの枠を併用していることが見受けられます。「成長投資枠のみ」で運用しているのは60歳以上の方が多く、定年後に長期積み立てを考える方が少ないことや、若い世代に比べて金銭的に余裕があるなどの理由が考えられるでしょう。

POINT 05 新NISAを始めたきっかけは「真剣に資産運用を考えたから」が最多

Q7.新NISAによる投資を始めた理由を教えてください。(複数回答)

新NISAによる投資を始めた理由については、「真剣に資産運用を考えたから」が32.9%と最も多く、続いて「ニュースや広告を見て関心を持ったから」が27.6%、「金融機関に勧められたから」が23.7%となりました。「真剣に資産運用を考えたから」が最も多いのは、世情からして「真剣に資産運用を考えなければならない」という人々の心の動きであるように考えられます。

Q7.新NISAによる投資を始めた理由を教えてください。(複数回答)

年齢ごとに分布を見ると、「金融機関に勧められたから」と回答した方には50代以上の方が多く、資金的に余裕がある年代のほうが始めやすいことが推測できます。一方、「真剣に資産運用を考えたから」と「知人に勧められたから」に回答した方は30代・40代が比較的多い結果となりました。これまで新NISAなどの投資を行っていなかった方が、制度開始にあわせて真剣に考え、周りの意見を参考に投資を始めたと推察されます。

POINT 06 新NISAを使わなかった理由は「他の投資を行っている」が最も多い

投資はしているが新NISAを使ってない方に対し、「新NISAを使わなかった理由」を教えていただきました。

Q8.新NISAを使わなかった理由を教えてください。(複数回答)

「他の投資を行っているから」が34.3%で最も多く、次いで「移行が面倒」が32.9%、「仕組みや制度が難しそうだから」が20.3%と続きました。旧NISAからの切り替えなどについて多くの情報があったため、複雑な制度であるような印象を持った方も多いかもしれません。
55~59歳、70歳以上の方で新NISAに移行しなかった理由としては「不動産投資をしているから」が40%に上りました。この年代の方は以前から不動産投資を行っていたことが背景として考えられ、不動産が長期的な資産形成手段として選ばれていることが示唆されます。

POINT 07 大暴落は投資を「見放す」きっかけにはならない?

投資に関する話題として、2024年8月5日に記録的な株価大暴落があったことは記憶に新しいかと思いますが、これにより投資へのモチベーションや投資スタンスに変化があったかどうかを尋ねてみました。

Q9.2024年8月5日に記録的な株価大暴落により、投資へのモチベーションや投資スタンスに変化はありましたか?最も近いものを選択してください。(単一回答)

「特に心境に変化はなく、継続して運用している」という回答が61.8%と最も多く、次いで「もっと投資に関する知識を増やしたいと感じた」15.2%と、投資に関して積極的な意見が見られました。一方で、「投資を行うことをやめた」「投資をやめようか迷っている」は合計で3.5%程度にとどまっています。投資のリスクを理解し、8月の大暴落のようなこともあり得ると認識したり、これまでのメリットを考えて継続するほうが良いと判断したりした方が多かったのではないでしょうか。

POINT 08 新NISA経験者の多くは「長期視点」を重要視

最後に、「これから新NISAを使う方にアドバイスをするとしたら、どんなことを伝えますか?」という質問をしたところ、次のような回答が得られました。

  • ・目先の変化に一喜一憂せず、長期視点で考えることが重要。
  • ・長期的に見て時間を味方につけることが大切。
  • ・普段は気にせず、忘れておくくらいがいい。
  • ・リスクをきちんと考え、分散投資を行うのがおすすめ。
  • ・できるだけ早く始め、自分でも勉強しながら行うべき。
  • ・初心者はつみたてNISAから始めるのが安心。

多くの方々が「お金についての勉強は必要であり、新NISAを使うこと自体がお金について知ることになる」ということを伝えています。また、「長期視点・自己責任であることを忘れない」という認識を持つことがポイントのようです。
もちろん「おすすめしない」という方もいます。新NISAは大きいメリットもありますが、あくまでも自己責任であり、ご自身に合う・合わないを判断する必要があるものです。

まとめ

今回のアンケートでは、多くの方に新NISAが受け入れられているということがわかりました。ただし、新NISAだけでなく、ファンドラップや不動産投資など、多くの手段で資産を分散させることが大切だと言えます。
大和ハウスグループでは、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)やFP(ファイナンシャルプランナー)と業務提携しており、ご紹介することが可能です。また、リブネスでは不動産投資のサポートもいたします。
下記よりご相談ください。
https://www.daiwahouse.co.jp/stock/pro/professional/
リスクを理解した上で、ぜひご活用ください。

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※掲載の情報は2024年12月時点のものです。内容は変わる場合がございますので、ご了承ください。

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