2008/07/01
報道関係各位
大和ハウス工業とCYBERDYNE株式会社(サイバーダイン株式会社)は、ロボットスーツ事業に関する総代理店契約を締結しました。 |
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:村上健治)と介護・福祉用自立支援ロボットスーツ「HAL」の研究・開発を手がけているCYBERDYNE株式会社(本社:茨城県つくば市、CEO:山海嘉之、以下:サイバーダイン株式会社)は、2008年7月1日、ロボット事業に関する総代理店契約を締結しました。
サイバーダイン株式会社が生産・販売するロボットスーツ「HAL」を大和ハウス工業株式会社が一括して買い受け、国内での独占的取引代理店として指定されるとともに、ロボットスーツ「HAL」をリース・レンタル事業者を通じて2008年秋より、介護・福祉施設等に対してリースを開始します。
今後は、大和ハウスグループが保有する経営資源(住宅、商業施設、介護・福祉施設の建築事業をはじめ、リゾート・スポーツ施設事業等)などを組み合わせ、ロボットスーツ「HAL」の市場への供給体制の構築を図っていきます。
あわせて、大和ハウス工業株式会社は、2008年7月4日、サイバーダイン株式会社からの第三者割当増資による株式の割当てを引き受けます。
サイバーダイン株式会社は、人支援サイバニクス技術(※1)における世界最先端の企業として、ロボットスーツ「HAL」の量産化、および機能アップに向け取り組んでいます。
2007年2月には、大和ハウス工業株式会社と住宅や介護・福祉施設、スポーツ施設でのロボットスーツの活用について業務提携し、2008年5月には、年間生産台数500台を目指したロボットスーツ「HAL」の基幹工場を着工しました。また、現在、茨城県つくば市で建設中の「(仮称)つくばショッピングセンター(※2)」内に、サイバーダイン社の各種テクノロジーを実際に体験することができる「サイバーダインスタジオ」が2008年秋にオープンする予定です。
大和ハウス工業株式会社およびサイバーダイン株式会社は、今後も連携しながら介護・福祉・労働・重作業など、真に当該技術を必要とする分野に向けたさらなる研究開発を行っていきます。
※1.サイバニクス:人・機械・情報系の融合複合した技術。
※2.(仮称)つくばショッピングセンターは2008年秋にオープン予定です。
1.総代理店契約について
今回、大和ハウス工業株式会社とサイバーダイン株式会社が締結した総代理店契約は、施設向けの福祉・介護機器として、リース販売を行うことを目的としています。
当該契約に基づき、大和ハウス工業株式会社および大和リース株式会社は、これまで手がけてきた全国約2,000ヵ所の介護・福祉施設に対してロボットスーツ「HAL」のリース販売の営業展開を行います。また、新たな介護・福祉事業者に対しても積極的に営業活動を行います。あわせて、ロボットスーツ「HAL」販売に関するお問い合わせ窓口を新たに設置し、お客さまへの対応を行います。
2.第三者割当増資の概要
●大和ハウス工業の増資引受状況
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以上