2009/09/18
ニュースレター
~みなさんの知恵やアイデアの一つひとつが、超高齢社会を支え、高齢者の暮らしを応援する力になります~第3回「高齢者いきいき居住」アイデアコンテストを行います |
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:村上健治)と公立大学法人 大阪市立大学大学院生活科学研究科(大阪市、研究科長:小西洋太郎)は、2005年10月より「高齢者居住2020計画研究会」(※)を立ち上げ、産学連携体制による共同研究を行っています。
その一環として、2007年、2008年に「高齢者いきいき居住」アイデアコンテストを実施し、高齢者やその暮らしに関わる方、医療・介護に携わる方や学生の皆様から、たくさんの応募をいただきました。そして本年も、超高齢社会を支える優れたアイデアを募り、広く社会にメッセージを発信すべく、第3回目のコンテストを実施することになりました。
※「高齢者居住2020計画研究会」は、当社と大阪市立大学大学院生活科学研究科が連携し、65歳以上の高齢者数がピークを迎える2020年に団塊世代が高齢者になった場合の住まいや地域の仕組み、サポート体制などのモデルプランをつくるため、2005年10月1日に設立した研究会。 |
1.「高齢者いきいき居住」アイデアコンテストについて 日本は超高齢社会へ向かっており、2020年、高齢者人口がピークを迎える頃には国民の約3割が高齢者(65歳以上)になり、1人暮らしや認知症などの要介護の高齢者もますます増えていくと予測されています。 そのような社会背景の中、高齢者が自身の老後を「余命」と捉えるのではなく、意欲を持って“いきいき”と暮らすために、その生活を多面的にサポートする仕組みの構築が求められています。特に、これからの超高齢社会の主役となる団塊世代は、個性豊かで多様な価値観を持ち、「老後」として思い描くイメージもさまざまです。そのため、住まいや暮らしに関しても、多彩なライフスタイルに応じた提案が必要です。 そこで3年連続で、当社と大阪市立大学大学院生活科学研究科の主催により、高齢者がいきいきと生活できる住まいと暮らしについて、工夫・アイデアを広く募集する『第3回「高齢者いきいき居住」アイデアコンテスト』を実施します。 |
2.コンテストの特長 (1)福祉・介護に携わる方々や、高齢者自身、高齢者にかかわる方からのアイデアを募ります。 より生活に即したアイデアを得るために、医療・福祉・介護に携わる方々や、高齢者自身、共に暮らす家族の方を対象にした「暮らしの工夫の部」を設けました。日々の暮らしの中の課題やニーズを解決するユニークなアイデアを形にしていただくことを期待しています。 (2)公開討論、公開審査を行います。 第二次審査は公開審査の形式をとり、応募者自らのプレゼンテーションと、審査員らがそれぞれの立場から意見をぶつけ合う公開討論を実施した上で、優秀作品を決定します。 (3)応募作品のアイデアを、当社の事業に取り入れ、広く社会に還元します。 多彩なアイデアを募るだけでなく、建築家や福祉の専門家を審査員に招き、それらのアイデアが実現可能なものであるかどうかを検証します。そして、当社の事業(戸建住宅・賃貸住宅・分譲マンション・高齢者施設など)においてその可能性を具体化し、商品や事業を通じて世の中に広めていくことを目指します。 |
3.コンテスト審査概要
●「高齢者いきいき居住」アイデアコンテスト 応募に関するお問い合わせ先 大阪市立大学大学院 生活科学研究科 〒558-8585 大阪府大阪市住吉区杉本3丁目3番138号 TEL:06(6605)2858 大和ハウス工業株式会社 総合技術研究所 研究支援センター 産学連携推進室 〒631-0801 奈良県奈良市左京6丁目6-2 TEL:0742(70)2132
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4.プレ・シンポジウムのご案内 「高齢者居住2020計画研究会」は、高齢者にとって住みやすい環境(街・コミュニティ・住宅)はどうあるべきかを考えていく中で、“最期まで安心していきいきとその地域で暮らしたい”=『Aging in Place』という結論にいたりました。 そしてこのたび研究の集大成として、『Aging in Place~超高齢社会の居住デザイン~』を出版する運びとなり、あわせて、研究成果報告会を兼ねてシンポジウムを開催することになりました。
(シンポジウムの内容)
※先着100名様に、『Aging in Place~超高齢社会の居住デザイン~』を差し上げます。
(『Aging in Place~超高齢社会の居住デザイン~』の内容) 住宅団地の再生や在宅医療・介護へのシフトなどの課題を「居住」という視点で浮き彫りにし、解決策としてソフト(住まい方)・ハード(街並み、住宅)・システム(コミュニティ、仕組み)のあるべき姿を検討し提案しました。 価 格:2,800円 出 版 社:学芸出版社
<参考資料 昨年度最優秀作品> |
以上