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<報道資料>

平成15年4月30日

木造戸建住宅の新工法
「ディーコムスシステム」を開発しました



 当社は、木造戸建住宅の工法として、主に木造軸組工法「D-Wood(ディーウッド)工法」を採用してきましたが、このたび、より品質・性能にすぐれ、しかも工期短縮を実現した木造軸組工法「ディーコムスシステム」を開発、5月1日より契約開始(※)、7月1日より出荷開始していきます。
 当社は、平成13年4月の大和団地株式会社との合併により、同社の木造戸建住宅事業を引き継ぎ、鉄骨系戸建住宅と合わせて、より幅広い住宅へのニーズに対応してきました。現在、木造戸建住宅として、当社戸建住宅の約1割に当たる約1400戸/年を供給しています。
 このたび開発した新たな木造軸組工法「ディーコムスシステム」では、柱と梁の接合部に金物接合を採用、接合部の強度・品質を向上させると同時に、より精密な構造計算を可能とし、入居者に構造面での信頼感を提供します。また、外壁をパネル化・工場生産化し、生産工程も見直すことにより、安定した品質を確保しながら、工期の短縮を実現しました。
 当社では、「安全・安心・信頼のダイワハウス」をキーワードとして、今後もお客様に喜んでいただける住まいづくりに取り組んでいきます。
(※)既に着工済の建売分譲住宅、及び一部の商品で採用しているツーバイフォー工法の商品は除きます。

ポイント

○柱と梁の接合部に金物接合を採用、接合部の強度を2倍(当社比)とした
○外壁をパネル化・工場生産化し、品質の安定、工期短縮を実現
○鉄骨系住宅と同じく40年保証に対応


【「ディーコムスシステム」の特長】

1. ディーコムス接合により、構造体接合部の強度を2倍(当社比)に

従来、柱と梁などの接合部(仕口)では、プレカット加工によって構造材を凹凸にカットし、一方を片方に差し込み、補助金物で強度を確保していました。それに対し「ディーコムス接合」では、構造用部材として開発した高性能の構造金物で柱・梁を接合、従来と比較して接合部の強度を2倍(当社比)としました。また、構造体の各接合部について、より高精度の構造計算を可能とし、設計上の無駄を排除しました。さらに、構造に対する信頼感を高めるために、各邸別毎に構造計算を行うことも可能としました。

2.ディーコムス構造により、工期を約10日間短縮

木造戸建住宅では、既に外断熱工法を標準採用していますが、今回外壁をパネル化、「外断熱パネル」として工場生産することにより、品質の安定、施工現場での作業簡素化による工期の短縮(※)を実現しました。
(※)実働約80日→約70日と、約10日間の工期短縮を実現

3. 新たなCADシステム導入によるスピーディーで自由な提案の実現

新たなCADシステム「DEPS-M」を開発、従来独立していた意匠・構造計算・生産設計等の各データーの共有化、連携を実現しました。これにより、顧客に対し、よりスピーディーで自由な提案を行うことが可能となりました。

4. 長期保証「安心のサポートシステム・21C木造」を更に充実

保証体系を見直し、鉄骨系戸建住宅と同じ40年サポートシステムに対応しました。

・従 来 …初期保証20年 有償メンテによる10年の追加保証
・今 後 …初期保証20年 有償メンテによる20年の追加保証

【その他、木造戸建住宅での取り組み】

1. 仕様・設備の充実

鉄骨系戸建住宅の部品から、内装・設備など約10,000点に及ぶ部品の共有化を行い、より幅広い提案を可能としました。

【「ディーコムスシステム」の概要】
○工法の名称: 「ディーコムスシステム」

※ディーコムス(D-COMS)とは
Dynamic・Daiwahouse ダイナミック・ダイワハウス
Combine the best technology 技術の結集
Strong structure 強い構造
を意味する造語
○対 象: 木造戸建住宅全商品
※ツーバイフォー工法の商品を除く
○販売地域: 北海道・四国・沖縄を除く全国
※取り扱いは木造住宅営業所のある事業所(Ⅲ・Ⅳ地域)



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