フィルージュ浦和常盤
望む、溶け込む、取り込む
計画地は、北浦和駅徒歩3分、北浦和公園に面する文教地区に位置します。本計画は、この恵まれた環境を最大限に活かすため、「公園と共生するファミリー住宅」をテーマに掲げ、『望む』『溶け込む』『取り込む』という三つの空間操作を行いました。
まず「望む」。公園に向けて開くバルコニーと、視線の抜けを意識した玄関アプローチにより、住戸の内外で常に緑を感じられる動線を計画しました。眺望は借景にとどまらず、日常の背景として生活に重なります。
次に「溶け込む」。建物高さをあえて3階に抑え、公園の樹木スケールに呼応させました。杉板型枠RC壁をリズミカルに配置し、内外のあいだに半外部的な中間領域を挿入することで、建築が風景へと静かに滲む構成とします。
そして「取り込む」。建物中央に設けた中庭を“私的な公園”と位置付け、外部空間を内部に抱え込むことで、公園体験を住棟の中心へと反転します。
公共と私的、内と外、そのあいだに揺らぐ領域を丁寧に編み直すことで、都市における新しい住まいと風景の関係を提示する案件となりました。
設計者
ARCHITECT
大和ハウス工業株式会社
桑村 豪士
金 明希(退職)
内山 雄太
上妻 慎太郎
作品基本情報
SPECIFICATION
| 作品名 | フィルージュ浦和常盤 |
|---|---|
| 物件住所 | 埼玉県さいたま市 |
| 竣工日 | 2025年8月 |
| 建物用途 | 共同住宅 |
| 構造 | RC |
| 階数 | 3階 |
| 敷地面積 | 1,068.08m2 |
| 延べ床面積 | 1,832.63m2 |


















