
学生寮の企画・開発から運営管理までを手掛ける株式会社ジェイ・エス・ビー様は、栃木県への進出を検討されていたものの、近年建築費の高騰が続く中、土地の取得から新たな学生寮を開発していくことは非常に厳しい状況にあり、既存不動産の活用は、重要な戦略となっていました。
そうした中、栃木県宇都宮市にある大手企業が社員寮の新築移転に伴い、土地・建物の売却を検討。「BIZ Livness(ビズ・リブネス)」という既存不動産の活用を図る事業を展開する大和ハウス工業は、宇都宮大学に近い立地と、学生寮としての再活用が期待できる既存建物に着目し、本物件をジェイ・エス・ビーへ提案しました。
売り手と買い手、双方のニーズが合致したことでプロジェクトが始動。本件は、社員寮だった土地と建物を大和ハウス工業が購入し、リノベーションを実施。完成後の2026年1月に土地と建物を売却し、同年4月、「学生会館Uni E'meal宇都宮」として稼働を開始しました。

売主様メリット
既存不動産を活用する際は、立地だけでなく、建物の特長をいかに生かすかが重要になります。ジェイ・エス・ビー様も、「学生にとって住みやすいことはもちろん、ユニライフの物件に住んで良かったと思ってもらえる学生寮」を目指しました。
デザインテーマには、レンガ調の外観から着想を得た「ブルックリンスタイル」を採用。食堂などの共用部は木目やブラックを基調とし、アクセントとしてグリーンを取り入れました。居室は白を基調とした明るい内装とし、水回りは、浴室・洗面台・トイレを独立させた3点セパレートとするなど、トレンドに合う仕様へ改修。さらに、学生寮には珍しいアスレチックジムや約300枚のレコードを楽しめるミュージックスタジオなど、ゆとりある共用空間を整備し、学生生活をより豊かにする住環境を実現しました。
既存建物の改修には、新築にはない難しさもありました。図面と現場の状況が異なる場合もあるため、配管や配線などを一つひとつ確認しながら設計・施工を実施。既存建物の魅力を最大限に生かした学生寮へと生まれ変わりました。
本プロジェクトの工期は約8カ月。外部調査機関によると、新築した場合は約2~2.5倍の工期、約3倍のコストがかかるとの試算もあり、工期・コストの両面で大きなメリットが得られました。建築費の高騰により土地からの新規開発が難しくなる中、既存建物の活用は有効な選択肢となります。
竣工後は、ジェイ・エス・ビー様が宇都宮市へ学生寮との連携を提案。転居してきた学生が地域とのつながりを持てるよう、交流会やイベントの開催も予定されており、本プロジェクトは学生寮の整備にとどまらず、学生と地域を結ぶ取り組みへと広がっています。
早期売却を希望していた売主様と栃木県で土地・建物を探していた買主様。「BIZ Livness」が既存の社員寮を即戦力となる学生寮に転換し、Win-Winの事業へと導きました。
大和ハウスグループのBIZ Livnessは、事業用不動産の売却・購入から改修・再生・販売までワンストップで対応し、既存不動産に新たな価値を創出します。
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