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私たちの暮らしとIoT 第2回コネクテッドホームって何?
私たちの暮らしがどのように便利になる?

※イメージ

第1回は「IoT」という言葉の意味と、既に活用される事例について、ご紹介しました。
今回はITの分野で長年にわたり、ジャーナリストとして活躍されている、青森公立大学の木暮祐一准教授に、住宅においても「広まるIoT」とその近未来について寄稿いただきました。

10月から、日本でもGoogleのスマートスピーカー「 Google Home 」および「 Google Home Mini 」が販売開始されました。そして大和ハウスグループの大和リビングは、管理する賃貸住宅にWi-Fiインターネット環境とともにこのGoogle Home Miniを導入し入居者へ提供していくと発表しています。 インターネット環境はいまや生活に欠かせないもので、電気・ガス・水道と同様に不可欠のライフラインとなっています。大和ハウス工業では、インターネット回線の標準化はもとより、賃貸住宅のさらなる付加価値向上として、Google Home Miniの導入を皮切りにIoT(=モノのインターネット)コネクテッドホームの実現を目指していくとしています。

とはいえ、コネクテッドホームと言われても、はたしてどんな利便性があるのかなかなかピンときませんよね。近年、コネクテッドホームを実現させるための様々な製品が各社から発売されるようになってきました。そうした製品の活用法をご紹介しながら、コネクテッドホームにどのようなメリットがあるのか、逆にどのような点に注意して活用していかなくてはならないのかを解説しましょう。

ネットワークにつながるとどんな利便性があるのか

まずはコネクテッドホームの入り口から見ていきましょう。玄関の鍵をスマートフォン等で開閉できるようにする「スマートロック」がすでに各社から多数発売されています。スマートロックは、モーターが仕込まれた本体を既存のドアにあるロックのつまみ部分にかぶせるように装着し、スマートフォンで施錠・開錠ができるというもの。

「え、普通に鍵を使って施錠・開錠すれば良いのに、何をわざわざ面倒なことを」なんて思いがちですが、こうしたスマートロックがインターネットにつながっていること(すなわちこれがIoT)のメリットを活かせば、たとえばアプリを通じて遠隔でドアの施錠・開錠をするなんてことも可能です。

スマートキーの一例。既存のドアロックにかぶせるように取り付けるだけという製品が多数発売されています

利用シーンが想像つかないという方のためにもう少し丁寧に補足すると、たとえばまだ自分は仕事中にもかかわらず恋人が先に家に到着してしまったといったシチュエーション。こんな時に遠隔でドアを開錠してあげることができます。あるいは、期間や時間を限定した鍵を、必要とする人に送信してあげるといった使い方もあると思います。たとえば今話題の「民泊」などレンタルルームを遠隔で管理し、利用される顧客のスマートフォンに期間限定の鍵を送るといった使い方もできるでしょう。鍵の開閉状態を遠隔で確認することもできます。外出してから「家の鍵を閉めたかしら」なんて不安は軽減されます。

スマ-トフォンで施錠・開錠ができます。タッチして施錠・開錠するオプションなどもあります

※イメージ

スマートフォンのアプリ画面から、鍵の施錠状態を確認したり、遠隔で操作することもできます

これって、もしかしてスマートフォンの電池がなくなってしまったらどうなるのでしょうか。もちろん、スマートフォンから施錠・開錠はできなくなりますが、そういう時は本来の「鍵」を使って家に入れば良いだけです。ドア内側のロックのつまみ部分も、スマートロック本体のカバーを開けば手動操作ができるので心配ご無用。既存の鍵に加えて、インターネットにつながることの便利さが付加されるわけです。

続いて、リビングのスマート化について見てみましょう。室内を見回せば、様々な電化製品が使われていると思いますが、それらの電源のON/OFFを可能な限り集中管理できたら便利かもしれませんね。とくにテレビやエアコンなどはそれぞれリモコンがあって、これが意外と邪魔だったりするんですよね。こうしたリモコンを1つにまとめて、しかもスマートフォンから一括操作できてしまうスマートリモコンも発売されています。おにぎり型の黒いユニットは全方位に赤外線を飛ばせるもので、これに宅内で使用中のリモコンを学習させることで、スマートフォンから一括コントロールが可能になります。テレビもエアコンも、みんなまとめてスマートフォンからON/OFFができてしまいます。さらに、外出先からの操作もOK。

スマートフォン左にある黒いユニットにリモコンを学習させれば部屋の家電をスマートフォンでコントロールできます

※イメージ

宅内のリモコンをスマートフォンに集約できます

たとえば、ホームセンターに行けば電灯をコントロールするための赤外線リモコンなども市販されています。これを使えば、前述のスマートリモコンに電灯のON/OFFを加えることもできます。また、カーテンの開閉を電動化するものも市販されていますが、これを使えばカーテンの開閉もスマートリモコンで可能になってしまいます。もはやベッドの中から出なくても、カーテンを開けたりエアコンをONにしたりテレビをつけたり…、夢のような生活ですね。

ホームセンターなどで市販されている電灯用の赤外線リモコンの例

さらに、こうしたスマートリモコンと連携させて使用する環境センサーも市販されています。温度、湿度、照度、音、空気質などをセンシングする環境センサーを、前述のスマートリモコンと組み合わせると、環境状態によって家電品の動作を設定しておくことも可能になります。

たとえば朝6時の時点で気温が15度以下であればエアコンをONにして室温を20度まで暖め、6時半にはカーテンを開けてテレビもつけ、そして快適に目を覚ます…。市販の機器の組み合わせだけで、すでにこのような生活の実現が可能なのです。だいぶコネクテッドホームのイメージをつかめていただけたでしょうか。

居住者とのインターフェースに求められること

ここまで説明してきたコネクテッドホームのイメージですが、その操作設定にはスマートフォンが欠かせません。しかし住宅内の日常生活においては、つねに手元にスマートフォンがあるとも限りません。できたらもっと簡単に、インターネットサービスや宅内の家電品にアクセスするためのインターフェイスが必要そうです。

そうした中で注目されているのが、冒頭でご紹介したGoogle Homeなどのスマートスピーカーです。何と言っても、話しかけるだけで天気予報が聞けたり、今日のスケジュールを確認できたり、さらに家電品のコントロールまでを実現してくれます。

これから、Google Home、Google Home Mini とつながる家電や製品が次々に発売されていくでしょうから、そういう意味では、まずはコネクテッドホームの操作インターフェースとしてのGoogle Home Miniを順次、全管理物件に設置するということを決めた大和ハウスグループの大和リビングの目標は、たいへん画期的と言えそうです。

スマートスピーカーに加え、コネクテッドホームへアクセスするためのインターフェースとして有望視されているものの一つが「ロボット」です。家庭用ロボットとしてはソフトバンクが市販しているPepperが話題になりましたが、コネクテッドホームを構成する様々な宅内IoT製品と連携できるロボットが登場してくれば、必需品としての価値が一層高まることでしょう。

またロボット自体にも、様々なセンサー類が装備されており、前述の環境センサーの代わりにもなるでしょうし、優秀なAI(人工知能)が備えられれば、生活環境の状況によって居住者の嗜好も考慮して家電を最適にコントロールしたり、居住者に必要な様々な情報を先出ししてくれるようになるはずです。

ロボットが宅内を見守るという生活も
まもなく当たり前になるのかも

インターネットにつながっていることの怖さにも注意が必要

ところで、ここまでコネクテッドホームの利便性ばかりを説明してきましたが、コネクテッドホームで生活する上で気をつけなければいけないことは、どのような点でしょうか。

住宅内の様々な機器がインターネットに接続していることで生活の利便性を格段に向上してくれるコネクテッドホームですが、インターネットに接続されているからこそ注意しなくてはならないポイントがいくつかあります。

外出先から住宅にアクセスできる利便性は、裏を返せばアクセス方法が漏洩してしまった場合に他人に悪用されてしまう懸念が生じます。いたずらで電灯が消されたり、テレビのスイッチをONにされたりぐらいであれば実害は少ないですが、スマートロックを悪用して不在時に解錠されドロボーに入られたなんてことになったら、たまったものではありません。

基本的なことですが、コネクテッドホームを利用するためのアカウントとパスワードをしっかり管理しておくことが重要です。コネクテッドホームを構成するIoT製品は、それぞれセキュリティ対策が工夫されています。しかしながら、IoT製品を設定する際のパスワードを工場出荷状態で使っているユーザーが少なくないと聞きます。必ずご自身にしか分からないパスワードに変更した上で各種IoT製品を活用してください。とくにコネクテッドホームを構成するIoT製品は、設置時に一度アクセス方法を設定したら、その後変更することもなく長期間利用されるケースが多いようです。アカウントやパスワードなどの設定情報を定期的に変更する習慣をつけましょう。

また、スマートフォン自体を紛失してしまい、それが他人に操作されてしまったら元も子もありません。スマートフォンの紛失対策もこれまで以上にしっかりと講じておくことが必要です。他人に操作されないようロックをかけることは基本ですが、紛失時に追跡できるようにしておくとか、遠隔でスマートフォンのデータを消去できるようにしておくなど、せっかく備えられている紛失対策機能を有効に活用してください。

※写真提供:木暮祐一准教授

PROFILE

木暮祐一さん

出版業界にてICTをめぐる媒体を担当してきた。のち、モバイルコンテンツ業界を経て2004年に独立し、各地の大学等でモバイルをはじめとするICT利活用について講義を担当。
2007年、「携帯電話の遠隔医療応用に関する研究」に携わり徳島大学大学院工学研究科を修了、博士(工学)。2013年より青森公立大学准教授。 ICTの地域社会での利活用に関わる研究や実践活動に取り組んでいる。

※2017年11月現在の情報となります。

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