[山口県 Sさま邸]
成熟した住宅街の坂を上りきると、水平ラインの広がりが印象的なSさま邸が姿を現します。
ソリッドで落ち着きのあるたたずまいの内には、
ご家族の暮らしと豊かな自然とをつなぐ明るい空間が広がっています。
大胆な窓配置が生む抜け感と開放感
窓の向こうに見える山並みや木立、ぽっかりと切り取られた空。LDKに一歩足を踏み入れると、住宅街にいることを忘れてしまうほどの眺望が目に飛び込んできます。「窓をたくさん設けて、風が通り抜ける家にしたい」というSさまの願いをかなえた、自然と隣り合わせの住まいです。
北向きに開いた敷地条件を踏まえて、大和ハウスの設計士は窓の位置やサイズを入念に検証。明るく開放的で、どこを見ても視線が外へと抜ける空間をデザインしました。「キッチンに置いたグリーンが、吹き抜けの窓から入る朝日を受けてきらきら輝くのが本当にきれいです」と妻の理紗さんは笑顔で話します。
ロースタイルリビングには開口部をシンメトリーに配しました。室内から屋外の袖壁まで連続させたアクセントタイルや、天井面と軒天の意匠をつなげた設計によって、内と外をシームレスに一体化。実際の面積以上の広がりを感じる空間が生まれています。
カーペット敷きのリビングにごろんと寝転び、外の景色を眺めるのがご家族のお気に入りの過ごし方。長男の天凰(てんま)くん(2歳)は、木の枝に止まる鳥を見つけるたび、楽しげに声をあげるそう。窓越しに広がる自然が暮らしの一部となり、家族の毎日に喜びを運んでいます。
リビングを介して南北の庭がつながり、視線が自然と外の景色へと導かれます
リビングの天井面と吹き抜けの立ち上がりにタモの化粧材を張り、モノトーン中心のインテリアに温かみとアクセントをプラス


新緑、紅葉、雪景色と、一年を通して変わる景色が住まいの主役。インテリアはシンプルに整え、窓越しの自然を際立たせています
窓の向こうに一面の緑が広がるキッチン。腰高収納の上には景色を遮る家電や小物は極力置かず、視界の抜けを大切にしているそう

洗面室は大理石調タイルに縁取りされたFIX窓から光が差し込み、やわらかい明るさの中で身支度ができます
浴室に大胆な開口部を設けられるのは、プライバシーに配慮された立地だからこそ

ランドマークのような邸宅は、夜になると幻想的な光をまといます。リビングの窓を通してわずかに北側の眺望が見え、内部空間への期待が高まります
街並みに奥行きを与える静謐(せいひつ)な外観
プライベート空間も、窓を通して自然や光が暮らしに溶け込むよう設計されています。洗面室には、朝の身支度の時間にも緑を感じられるピクチャーウインドウを。浴室には、くつろぎのひとときに伸びやかな開放感を添える大きな窓を。2階北西角の主寝室は窓をL字に配し、パノラマビューを享受できる空間をつくりました。どこからでも、豊かな自然や四季の移ろいを楽しめる住まいとなっています。
外観に洗練されたデザインを求められたのは、夫の達也さん。設計士は、間口の広さを生かし、山々を背に堂々とたたずむ風格あるファサードを提案しました。シンプルなボックスシルエットを基調に、シャッターゲートとパラペット※を組み合わせたフレームデザインが、印象的な表情をつくり出しています。
「スタッフの皆さんのお人柄が大好きで、安心して任せられました。何より家づくりがとても楽しかったです」と理紗さん。ご夫妻共にお仕事へのモチベーションが上がり、毎日を生き生きと過ごされているよう。窓の外に広がる四季折々の風景のように、Sさまご家族の暮らしも彩り豊かに紡がれていくことでしょう。
※パラペット:勾配のない屋根の外周に設けられる低い立ち上がり壁のこと。
主寝室はダークカラーでコーディネートし、落ち着いたリラックス空間を演出。1階よりもさらに開けた眺望が、絵画のように空間を彩ります
眺望を背景にくつろぐSさまご一家
フォトギャラリー
夜の帳が下りると、リビングを挟む2つの大窓は黒い鏡面へと姿を変えます。コーニス照明の光がガラス面に映り込み、途切れのない光のラインとなって空間に無限の奥行きを与えます。化粧天井には1本のスリットを設け、ダウンライトを埋め込みました。スリットと窓枠が描くコの字型のフレームは外観デザインと呼応し、住まい全体に統一感ある美しさをもたらしています。
「ソファに身をあずけながら外の景色に浸れるように」と、ゆったりとしたサイズ感のものをご提案。シンプルで落ち着いたデザインが、窓の向こうに広がる眺望を際立たせます。
北面だけでなく東面にも窓を設けたことで、午前中は朝日がLDK全体を柔らかく包み込みます。ダイニングから見上げれば切り取られた青空が広がり、2階ホールから見下ろせば緑豊かな山々が目に飛び込む。場所ごとに変わる景色が、インテリアの一部として日々の暮らしを彩ります。
リビングに広がりをもたらすテラスは、ご家族のもう一つの憩いの場です。目隠しの壁に守られた開放的な空間で、気兼ねなくバーベキューを楽しんだり、夏にはプール遊びをしたり。心地良い風が通り抜けるとともに、豊かな時間がゆったりと流れていきます。
「できる限り生活感をなくしたい」という理紗さんの美意識は、パントリースペースにも表れています。白で統一された家電や収納ケースが整然と並び、目に触れない場所にまで行き届いたこだわりが感じられます。
白いキャンバスのような外壁に、シンボルツリーが彩りを添えるファサード。格子状の意匠が、シンプルな構成の中に豊かな表情を加えています。
1階のトイレはスリット窓から入る光が陰影を描き、落ち着いた印象。2階は大胆に窓を設けて開放感を演出。どちらもグレージュでコーディネートされた、心地良い空間です。

| 商品名 | xevoΣ |
|---|---|
| 敷地面積 | 281.36m2(85.11坪) |
| 床面積 |
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| ご入居時期 | 2024年11月 |
| 家族構成 | ご夫妻(30代、20代)、長男(2歳) |
- ※掲載写真の外観・仕様・外構等については、敷地、周辺環境等の諸条件や地域の条例その他諸事情により採用できない場合があります。
- ※現行商品では採用できない仕様・アイテムが含まれる場合があります。

Team-xevo (チームジーヴォ)
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