大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

吉野山桜保全活動とは

桜を守り、未来へとつなぐ「和」の心

あるとき、一本の電話が入りました。
「吉野山の桜の樹が、元気がなくなってきているので何とかしたい。このままでは、吉野山の桜がどんどん衰退していってしまう。創業者が吉野出身である大和ハウスに、ぜひ支援してもらえないだろうか」。 この電話が大和ハウスと「桜」を結びつけるきっかけとなり、当社における「吉野山の桜保全活動」は始まりました。
吉野山の桜を次世代へとつないでいくこと。それは、「共に創り、共に生きる」という、大和ハウスの精神そのものを具現化することでもありました。
2008年のスタート当初は、チャリティコンサートの協賛や、学術調査チームが率いる調査活動の支援などを中心に実施。
2010年度からは、社員参加型による現地でのボランティア活動が本格スタート。
おりしも、生物多様性がキーワードになっていた時期でした。
以来、桜の母樹からサクランボ(種子)を拾い集めて苗木を育ていく地道な活動を毎年繰り返しています。
5年後の2015年2月。くしくも創業者の命日に従業員たちが種から育て上げた苗木の第一号が吉野山へ還っていきました。

一方で現在、その吉野山の桜は特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の被害拡大という新たな脅威に直面しています。
創業者が大切にした「自然との共生」の精神を受け継ぎながら、当社は公益財団法人吉野山保勝会や地域の皆さまと連携し、1000年にわたり受け継がれてきた桜の景観を未来へつなぐための保全活動を支援しています。

特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の被害対策について

吉野山の桜保全活動

本格的な桜保全活動の第一歩として、国連が定める「国際生物多様性の日」に、吉野山保勝会や奈良県立吉野高校とともにシロヤマザクラの植樹を実施

シロヤマザクラの枯損木の除去と、防腐剤を塗布するメンテナンスを実施

参加対象を当社グループ社員全体とその家族に広げて、苗木周辺の雑草を刈り取る下草刈りを実施

育苗のための種子拾いと勉強会を実施

特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の被害対策

クビアカツヤカミキリとは

クビアカツヤカミキリは、中国や朝鮮半島などを原産とする特定外来生物です。幼虫が桜や梅、桃などの樹木内部に侵入して木質部を食害し、樹木を衰弱・枯死させます。被害が進行すると枝折れや倒木の危険性も高まり、日本各地で被害が拡大しています。

吉野山での発見と現在の状況

吉野山では2025年秋、ヤマザクラから「フラス(幼虫のふんと木くずが混ざったもの)」の発生が確認され、専門家による調査の結果、クビアカツヤカミキリによる被害であることが判明しました。その後の調査で被害木が複数確認され、現在も関係機関や地域団体が連携しながら巡視や防除対策を継続しています。

現在の対策

被害拡大を防ぐため、被害木やその周辺の桜を対象に薬剤注入による予防・防除を実施するとともに、成虫の監視や被害状況の巡視を継続しています。また、地域住民や企業、行政などが連携し、世界遺産・吉野山の桜を未来へ継承するための取り組みを進めています。

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