大和ハウス工業株式会社
富山市公設地方卸売市場再整備事業 市場施設の再整備が完了
今夏、再整備余剰地に「商業施設・にぎわい施設」を着工予定
大和ハウス工業は、2025年5月31日に、富山市公設地方卸売市場再整備事業(以下、「本事業」)における市場施設の再整備が完了しましたのでお知らせします。
また、本事業によって生じた余剰地に、商業施設4棟と場外市場施設1棟、あわせて5棟からなる「商業施設・にぎわい施設」を今夏より順次着工します。

●本事業について
本事業は、1973年5月に開設された富山市公設地方卸売市場(開設時名称:「富山市中央卸売市場」)の老朽化
や取扱数量の減少に伴い、PPP手法(※)を活用して市場施設を建て替え、余剰地を民間収益施設として活用する
ものです。当社を代表企業とした、地元の建設会社や市場の事業者などで構成される「新とやまいちば創生プロ
ジェクトチーム」が開発しています。本事業では、富山市の財政負担を軽減するため市有地を当社が32年間借り上
げ、市場施設を建設し、市に貸し出す日本初のスキームで進めています。卸売市場施設のコンパクト化による余剰
地には商業施設を計画し、「まちに開かれた生活市場」をコンセプトとした開発を行っています。2023年1月に
「青果棟」と「関連店舗・事務所棟」を竣工し、2024年7月に「水産棟」を竣工しました。
そしてこのたび、2025年5月31日に、市場内の物流効率や衛生管理の強化などを図る「空箱再生施設棟」や外構
工事が竣工し、市場施設の再整備が完了しました。今夏より「商業施設・にぎわい施設」を順次着工していきま
す。
※ 公共施設などの設計・建設・維持管理・運営などを、行政と民間が連携して行う手法。


●「商業施設・にぎわい施設」について
「商業施設」は、NTT・TCリースが所有し、大和ハウスリアルティマネジメントにリースしたうえで、各テナン
トが入居する計画です。食品スーパーマーケットやドラッグストア、家電量販店、大型スポーツ専門店の4店舗を
計画しています。幅広い商品を販売し、地域の皆さまの様々なニーズにワンストップでお応えできる利便性の高い
施設を目指します。
また、「にぎわい施設」は、市場関係者と消費者をつなぐ場外市場施設として、地域経済の活性化に貢献すると
ともに、商業施設とのシナジーを生み出すことを目指しています。
