対談 【第4回】超高齢社会と介護・福祉~地域・行政・NPO・企業ができること~
超高齢社会の定義は「65歳以上の割合が21%以上」とされ、今後さらに高齢化が進む2050年頃には80歳前後の人口が全世代で最も増えるとされる。こうした時代の到来に向けて行政、市民、そして企業は何ができるのか。茅ヶ崎市長、地域NPOの事務局長、そして「ネオ・サミット茅ヶ崎」関係者が「年を重ねることが楽しみ」となるような社会の未来像をめぐり、意見を交わした。
2013年12月18日
服部 信明(はっとり・のぶあき)
茅ヶ崎市長
1961年茅ヶ崎生まれ。1984年、学習塾「清風学舎」を設立。25歳で茅ヶ崎市議会議員に初当選を果たす(連続2期)。その後、県議会議員連続2期当選。2003年、茅ヶ崎の将来に向けた変化を見据えた基本政策「3つのチェンジと6つのまちづくり」を掲げて市長選挙で初当選。神奈川県市長会や全国青年市長会等の会長を歴任し、現在3期目。市民参加による「まちづくり」の推進に向けた取り組みを幅広く展開している。
井手 敏和(いで・としかず)
NPO法人湘南スタイル事務局長
20代にプロとして音楽活動の傍ら、音楽制作ソフトを開発したことをきっかけに渡米し、以後14年間ソフトウェアやコンテンツの開発に携わる。帰国後、2005年に国内初のLOHASの書籍を出版。2007年、ロハスビジネスアライアンス(LBA)を設立すると同時に、国内初のカーボンオフセットプロバイダー、ジーコンシャス社を設立。2011年から茅ヶ崎在住、2013年NPO法人湘南スタイルの事務局長に就任し、湘南地区の地域活性化に取り組む。
瓜坂 和昭(うりさか・かずあき)
大和ハウス工業ヒューマン・ケア事業推進部 医療・介護支援室室長
大阪府堺市出身54歳。入社以来、営業として主に医療介護施設に携わってきた。松本、浜松両支店において建築部門の営業責任者を経験したのち、2011年、営業本部ヒューマン・ケア事業推進部医療・介護支援室室長に就任。現在、「年をとることが楽しくなる社会」の実現を目指し、大和ハウスグループ全体としての新規事業の開発に取り組んでいる。
坂口 和宏(さかぐち・かずひろ)
大和ハウスライフサポート取締役/ネオ・サミット茅ヶ崎館長
1962年熱海生まれ。1986年開設した「有料老人ホーム ネオ・サミット湯河原」事業に開設準備段階から携わる。「環境・防災・健康への、3つの配慮」をテーマとした、「有料老人ホーム ネオ・サミット茅ヶ崎」事業に新規事業担当として参画、2012年12月施設開設後は館長として地域に根付く施設運営に取り組んでいる。
※敬称略