2023/12/20
報道関係各位
大和ハウス工業株式会社
代表取締役社長 芳井 敬一
大阪市北区梅田3-3-5
研修施設「大和ハウスグループ みらい価値共創センター」が「2023年度省エネ大賞」にて「省エネルギーセンター会長賞」を受賞 |
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一)は、研修施設「大和ハウスグループ みらい価値共創センター」が、「2023年度省エネ大賞(省エネ事例部門)」の「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しましたので、お知らせします。
当社は、創業100周年となる2055年を見据えた環境長期ビジョン“Challenge ZERO 2055”を2016年度に策定し、環境負荷ゼロに挑戦しており、気候変動においては、2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指すカーボンニュートラル戦略を進めています。 こうした取り組みのなか、2021年10月に開所した「大和ハウスグループ みらい価値共創センター」は、帯水層蓄熱システム(ATES)や太陽光発電システム・太陽熱集熱パネル、画像センサーによる照明・空調制御システムなど、自然エネルギーの活用や最先端の環境配慮技術の導入によりZEB Ready(※1)を実現した施設です。このたび、当施設における風・太陽・水の自然エネルギーを最大限に活かしたエネルギー削減の取り組み実績が評価され、「2023年度省エネ大賞(省エネ事例部門)」の「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。 SDGsと事業を統合した企業経営が求められる中、当社は脱炭素社会への取り組みを加速させることで、経営基盤のさらなる強化を図り、持続的な成長ならびに事業を通じた持続可能な社会への貢献を果たしていきます。 ※1. 再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から、50%以上の一次エネルギー消費量を削減した建築物のこと。 |
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■「大和ハウスグループ みらい価値共創センター」について 「大和ハウスグループ みらい価値共創センター」は、国際的な環境認証「LEED®」(※2)、「WELL®」(※3)、「SITES®」(※4)、国内認証である「JHEP」(生物多様性)や「BELS」(省エネ)を取得しており、国内外の厳しい基準をクリアした世界水準のサステナブルな施設です。様々な環境配慮技術や省エネ設備を活用し、年間で空調・換気エネルギーを62.3%、給湯エネルギーを45.2%、照明エネルギーを80.3%削減しています。(※5) ※2.環境配慮に優れた建築物であるグリーンビルディングを評価する認証。 ※3.建物を利用する人の快適性や健康への配慮を評価する認証。 ※4.ランドスケープの持続可能性を評価する認証。 ※5.各エネルギーの削減率は、建築物のエネルギー消費量計算プログラム(非住宅版)により算定した基準値からの削減率。 |
●主な環境配慮技術や省エネ設備 (1)帯水層蓄熱システム(ATES) 年間を通して一定の温度を保つ地下水を熱源として空調と給湯に利用することで、エネルギー使用量を大幅に削減しています。また、空調時の排熱を大気に放出しないため、ヒートアイランド現象の緩和にも寄与しています。 【帯水層蓄熱システム(ATES)の概略図】 |
(2)太陽光発電システム・太陽熱集熱パネルの設置 太陽光発電システム100kWとリチウムイオン蓄電池10kWhを連携させ、発電した電力は建物内で全て自家消費しています。あわせて、太陽熱集熱パネルを設置し、太陽熱を給湯利用することで給湯エネルギーの使用量を削減しています。 |
【太陽熱集熱パネル】 |
(3)各種センサーによる照明・空調制御技術 施設内に設置した画像センサーによって、エリア内の人数や人の動きを検知・識別することで、場面に合わせた明るさに自動調節し、照明エネルギーを削減しています。また、同センサーによるデータと室内外の空気質・気温などのデータをもとに、最適な外気導入のタイミングを利用者に知らせる「気持ちいいサインシステム」を導入し、建物内に効率的に風を取り込むことで、空調稼働削減につなげています。 |
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●施設概要 所在地:奈良県奈良市西九条町4丁目1-1 延床面積:17,048.07m²(5,157.04坪) 敷地面積:18,251.37m²(5,521.03坪) 階数:地上4階建て 愛称:コトクリエ 開所日:2021年10月1日 |
建物外観 |
●当施設のこれまでの主な受賞歴
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以上