2024/02/21
報道関係各位
大和ハウス工業株式会社
株式会社光優
■世界初のゲームアートミュージアム、地域熱供給プラント、オフィスを併設
「みなとみらい21中央地区52街区開発事業」着工 |
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:芳井敬一)と株式会社光優(本社:横浜市、代表取締役:襟川陽一、以下:光優)は、2024年2月22日に、神奈川県横浜市西区みなとみらいにおいて、世界初のゲームアートミュージアム、地域熱供給プラント、オフィスを併設した「みなとみらい21中央地区52街区開発事業」を着工します。
当事業はミュージアム棟(地上3階建て)、オフィス棟(地上29階、地下2階、塔屋(※1)6階建て)、地域熱供給プラントを開発するプロジェクトで、竣工は2027年5月を予定しています。
※1. 屋上から突き出した部分。
【「みなとみらい21中央地区52街区開発事業」完成予想図・全体イメージ】 |
1983年から開発が始まった「みなとみらい21地区」は、多くの企業(※2)や商業・文化・娯楽施設、大型国際会議場が集積。公園や緑地、ウォーターフロントの景観を活かした街並みが整備され、就業、賑わいの場を創出しています。約186万㎡ある地区全体のうち、開発可能な宅地の開発進捗率は約96%(※2)と、街の完成が近づいています。 このたび本格着工する本事業は、「中央地区」「新港地区」「横浜駅東口地区」から構成される「みなとみらい21地区」で一番広い「中央地区」での開発で、横浜高速鉄道みなとみらい線「新高島駅」より徒歩約2分、ターミナル駅である「横浜駅」から徒歩約10分の場所に位置しています。敷地の南側には、世界初となる最先端のCG技術を用いた体験もできるミュージアム、敷地の北側には、様々な業種に対応可能なオフィスと店舗などを構えるオフィス棟、地下には、脱炭素社会の実現に向け、地域熱供給プラントを設置します。 また、ミュージアム棟とオフィス棟の間にデッキを設け、周辺の街区との繋がりも形成するなど、『まちを楽しむ回遊性の強化と国際的魅力あふれるビジネス・文化・交流複合拠点を整備した「SMART OASIS」の実現』をコンセプトに、本事業全体の緑地率約30%を目指した、活気あふれる街づくりに貢献できる事業を目指します。 ※2. 横浜市HP「みなとみらい21地区事業概要」より。進出企業は約1,890社。(2022年12月時点) |
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1.世界初のゲームアートミュージアム 本事業の敷地南側に開発するゲームアートミュージアムは、光優が事業主体となるものです。 ミュージアムでは、ゲームの映像やキャラクターデザイン、メインビジュアル、サウンドなど様々な要素をアートとして捉え、展示をしたり、CG技術を使用した体験ができるようにするなど、世界中のゲームファンが集う場所となることを目指します。 外観デザインは螺旋状とし、“生命”をイメージ。ミュージアムの外にあるアートガーデン(約3,000㎡)は、日中は四季折々の植物を楽しめる空間とし、夜はプロジェクションマッピングを使用し、ゲームの世界観を演出する予定です。 |
【ミュージアム、アートガーデンイメージ】 |
2.脱炭素社会の実現に向けた地域熱供給プラントを整備 |
本事業の地下に設ける地域熱供給プラントは、みなとみらい二十一熱供給株式会社(本社:横浜市、代表取締役社長:藥師寺えり子)が運営するものです。高効率な地域冷暖房システム(※3)を用いて、みなとみらい21中央地区全体にエネルギーの安定供給を行い、街の環境性向上に貢献します。 今回整備するプラントは、みなとみらい21中央地区内3カ所目のプラントです。今後、供給エリアが拡大した場合でも、同地区内の熱供給の約20%を供給できる大規模なプラントです。 ※3. 地区全体の冷暖房・給湯等に利用する冷水と蒸気を地区内のプラントで集中的に製造し、導管を通じて24時間365日供給するシステム。 |
【地域熱供給プラントイメージ】 |
3.ラボやテストキッチンなど様々な業種に対応可能なオフィス |
オフィス棟の4~29階は、1フロア当たり約2,700㎡の無柱空間としたため、柔軟なレイアウト変更ができることに加え、複数階を連続使用する場合は、専有部に専用内階段を設けることもできます。また、18階と24階の2フロアは、床下30cm、天井高400cmを確保。大型の什器や設備も配置できるフレキシブルフロアとし、ラボやテストキッチン(※4)など様々な業種に対応可能な事務所としました。1階は店舗と駐車場、2~3階はカフェや店舗、ワーキングラウンジなどの交流の場を充実させ、人や知識が出会い、新しいアイデアを創出する「イノベーションプラットフォーム」の運用を目指します。 |
【オフィスイメージ】 |
あわせて、災害や事故が発生した際、事業が早期復旧できるよう、免震システムを導入するとともに、非常用発電機や貯水タンクを設けることで、電力や水等は連続72時間使用可能な計画としました。さらに水や食料、毛布などを備蓄した防災倉庫も設置予定です。 加えて、オフィス棟の屋上には太陽光発電設備を設置するとともに、建物環境性能の評価において高水準となる「ZEB Oriented」(※5)をはじめ、環境性能の高評価を目指すことで、脱炭素社会の実現に繋げます。 ※4. 飲食業界や食品業界の新メニュー、新商品開発や改善のための試作や実験ができる設備。 ※5. 「ZEB Ready」を見据えた建築物として、外皮の高性能化及び高効率な省エネルギー設備に加え、さらなる省エネルギーの実現に向けた措置を講じた建築物。 |
【ワーキングラウンジイメージ】 |
■事業概要
■会社概要 大和ハウス工業株式会社 大和ハウス工業は1955年、「建築の工業化」を企業理念に創業して以来、一貫して“多くの人の役に立ち、喜んでいただける商品開発やサービスの提供”に努め、世の中に必要とされる企業であることをすべての起点としてきました。戸建住宅をコア事業に、賃貸住宅、分譲マンション、商業施設、事業施設(物流施設、医療・介護施設等)、環境エネルギーなど幅広い事業領域で活動しています。
株式会社光優 ゲーム会社である株式会社コーエーテクモホールディングス(本社:横浜市、代表取締役社長:襟川陽一)の親会社にあたる光優ホールディングスのグループ企業です。株式会社コーエーテクモホールディングスは、歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」や「三國志」など、数多くのゲームをはじめエンターテインメントコンテンツを展開しています。 【「みなとみらい21中央地区52街区開発事業」地図】 |
【2024年2月20日に行った起工式の様子】 |
左側:株式会社光優 代表取締役 襟川陽一 右側:大和ハウス工業株式会社 代表取締役社長 芳井敬一 |
以上