大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

大和ハウス工業株式会社、株式会社フジタ

「大和ハウスグループ みらい価値共創センター」が世界的な建築アワード
「The Architecture MasterPrize™ (AMP) 2023」のBest Of Bestを受賞

 米国の国際的デザイン賞「The Architecture MasterPrize™ ((アーキテクチャー・マスタープライズ、以下「AMP」)」において、研修施設「大和ハウスグループ みらい価値共創センター」が、Institutional Architecture部門(施設建築部門)で受賞するとともに、最優秀賞にあたるBest Of Bestに選ばれました。
 2024年11月にスペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館で授賞式が開催される予定です。

■「The Architecture MasterPrize™ (AMP)」について
 米国のFarmani Groupが2016年より実施している、建築の優れたデザインを表彰する国際的なアワードのひとつ。建築、ランドスケープ、インテリア、建材、建築写真などの各分野において、世界最高のクリエイティビティと革新性を顕彰するものです。
 さらに、受賞作品の中から、建築デザインの独創性、革新性、機能性、社会的影響などの要素に基づいて最も優良とされたものに対して、Best Of Bestという称号が与えられます。

■「大和ハウスグループ みらい価値共創センター」について

全景

 自然環境と建築・人とのつながりから生まれる環境デザインに加え、訪れる人々が集い・学ぶ空間のコンセプトを「森の会所」と捉え、風・光・水のテーマに沿い具現化した研修センターを目指しました。地面から隆起したような形が特徴的な建築形態、先進的な設備の考え方を導入し、独自の運営体制を取り入れた次世代研修センターです。グループ社員の教育だけでなく、次世代を担う子どもたちをはじめ外部との連携も視野に未来を創造する価値を生む共育・共創(※1)の場として計画しています。
 2017年11月にプロジェクトチームが立ち上がり、その後約1年間にわたり奈良市教育委員会による埋蔵文化財発掘調査が行われました。2019年7月に着工、2021年6月に竣工、2021年10月にオープンし、全体では約3年11か月にわたる大規模なプロジェクトとなりました。基本計画・全体監修を株式会社小堀哲夫建築設計事務所、設計・施工を大和ハウス工業とフジタが担いました。
 開所後は、グループ従業員だけでなく地域住民も利用している(※2)ほか、子どもが参加できるイベントや社員も参画する学生の探求学習支援、社内外の参加者を募ったセミナー・勉強会など、地域に開かれた場を提供しています。
※1. 共育とは多様な主体が地域や社会、地球の課題を理解し学びあうこと。共創とは様々なステークホルダーと社会課題を調査し、解決するための研究や実証活動を行うこと。
※2. 要予約

■受賞作品の紹介

「The Architecture MasterPrize™ (AMP)」HP
当該建築の紹介ページ:
(応募名:「MORI NO KAISHO / MEETING PLACE OF FOREST」)
https://architectureprize.com/winners/winner.php?id=6380

 Instagram: @architecturemasterprize

【建築デザインの見どころ】
 株式会社小堀哲夫建築設計事務所とともに、延べ150名以上のグループ社員を巻き込み、3回のワークショップを開催。そこから出てきたキーワードをもとに、「エンドレスにつながる」「生命体のように進化・成長し続ける」建築を構想し、DNAの基本構造である二重らせんと、当社のシンボルマークであるエンドレスハートのモチーフであるメビウスの輪から連想した建築がデザインされました。施設は「風」「太陽」「水」の3つのエリアで構成されています。

 また、建設地の埋蔵文化財発掘調査では、平城京の南部に位置する約1300年前の住居跡や器などが発掘されました。当時の柱の跡を利用したデザインを施し、外壁には出土した奈良時代の土を利用して大地から隆起したような建築を造るなど、歴史を未来へ継承する建築としました。

 当施設は、株式会社小堀哲夫建築設計事務所が描く大胆で複雑なデザインと基本計画を、フジタがこれまで培った技術を下地に進め、さらに大和ハウス工業奈良工場で製造された精度の高い鉄骨部材を用いて建築されました。設計から施工まで一貫してBIMを採用し、ドローンやDX技術も組み合わせて活用しています。また、木材と鉄骨の長所を活かした工法・技術の導入、地下水や雨水を利用する自然にも配慮した環境技術の採用など、3社がそれぞれの強みを活かして実現することができたプロジェクトです。

 また、施設内は、人と人が出会い、刺激しあえるように開かれた空間とし、環境に配慮した技術や室内環境とエネルギー性能の最適化を図る設備も導入しました。さらに、大和ハウス工業の創業者の考えを継承する展示や、建築物と馴染むような照明・家具を設置するなど、様々な工夫を施しています。

■受賞歴
 「大和ハウスグループ みらい価値共創センター」は2021年の竣工後、様々な賞を受賞するなど国内外から評価をいただいています。

●施設概要

所在地:奈良県奈良市西九条町4丁目1-1
延床面積:17,048.07m²(5,157.04坪)
敷地面積:18,251.37m²(5,521.03坪)
階数:地上4階建て
愛称:コトクリエ
開所日:2021年10月1日
URL:https://www.daiwahouse.co.jp/kotokurie/



ニュースルームとは

大和ハウス工業トップ

個人のお客さま

住まいを探す

大和ハウスグループの住まいを探す

(土地情報 / 新築・中古一戸建て / 新築・中古マンション)

法人のお客さま