2025/10/28
ニュースレター
大和ハウス工業株式会社
代表取締役社長 大友 浩嗣
大阪市北区梅田3-3-5
「KANSAI DX AWARD 2025」金賞の受賞について
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大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大友浩嗣)は、関西デジタル・マンス実行委員会(事務局:関西経済連合会)が主催する「KANSAI DX AWARD 2025」において、「金賞(大企業部門)」を受賞しました。

【2025年10月27日に開催された表彰式】
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左:関西デジタル・マンス実行委員会((独)情報処理推進機構 理事)奥村 明俊様、 右:執行役員 北 真夫
当社では建設業界における社会課題の解決に貢献するため、BIMの活用や建設DXを推進しています。2017年4月に設計・施工・維持管理までのライフサイクル全体で情報を一元管理する仕組みを構築するため、BIMを本格導入。2018年には、当社・大和リース株式会社・熊本大学の三社共同で、応急仮設住宅の早期建設を目指した「配置計画案自動作成プログラム」の開発プロジェクトを始動しました。さらに、2020 年から鉄骨造の商業施設や事業施設などの設計業務の BIM 対応を開始しています。BIMの導入により、最適な設計・施工計画を提案することで、工期短縮や生産性向上を実現しました。 また、現場技術者や技能者の業務効率向上や施工時の安全性確保のために2020年9月より、施工現場の遠隔管理室「スマートコントロールセンター」を全国の事業所8カ所に順次設置するなど、建設 DX の実現に向けたデジタル基盤を整備しています。そしてこのたび、こうした建設DXに向けた先進的な取り組みが評価され、大企業部門で金賞を受賞しました。 今後も当社は、DXを推進することで、建設業界の持続的発展に貢献するとともに、多様な働き方の実現と職場環境の改善に取り組んでいきます。
●審査委員会からの評価コメント ・アナログな作業が多数残る建設現場でのDXは関心が高く、これまでも様々な取り組みがなされてきた。具体的な成果に結びつきつつある取り組みとして評価。 ・BIMのデータ基盤から、応急仮設住宅の配置計画案自動作成プログラムを開発等、災害時の迅速な対応が期待される。業界での横展開も期待される。 ・災害対応現場での攻めのDX具現化や設計から維持管理まで一貫したシステム導入による効率化は評価できる。今後の攻めのDXにも期待。 |
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●主なDXに関する取り組み (1)「配置計画案自動作成プログラム」について |
「配置計画案自動作成プログラム」は、BIMを活用したプレハブ形式の応急仮設住宅の配置プログラムです。プレハブ建築協会による災害発生時の団地整備マニュアルをプログラム化しています。 敷地の境界線を読み込むことで、仮設住宅や駐車場などの配置や数量などを自動配置し3次元モデルにできます。 |  | 
【自動作成した配置計画案の3D外観パース】
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(2)施工現場の遠隔管理室「スマートコントロールセンター」について |
「スマートコントロールセンター」は、複数の施工現場の映像やデータを一元管理し、遠隔で品質・安全管理を行うシステムです。施工現場に設置したカメラやセンサーのデータを集約して、センターのモニターで管理します。これにより、現場監督は現地に行かずに進捗管理や指示を出せるほか、AI分析による危険検知や効率化を図ります。 |  | 
【スマートコントロールセンター】
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以上
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