大和ハウス工業
兵庫県三木市「緑が丘ネオポリス」において、住継ぎ住宅の実証事業を開始
当社は、団地再耕事業に取り組む「緑が丘ネオポリス」において、高齢者の住継ぎ住宅の実証事業を開始しました。
当社は、緑が丘ネオポリスを「多世代の住民が快適に暮らし、永続的に続く街」へと「再耕」するため、高齢者が団地内に住み続け、若者が新たに住みたくなる街の魅力を創出する活動を行っています。
その中で、当社は、ライフステージごとに最適な住居に地域内で住み替えていく「住継ぎ」の実現を目指し、2022年9月から、高齢者向け住継ぎ住宅の実証事業を開始しました。実証事業では、団地内における高齢者施設や二世帯住宅の需要、希望する間取りなどを調査したうえで、当社が住継ぎ住宅を建設し、居住性について検証します。その一環として、これまでにセミナーやワークショップを開催しました。
■セミナー
実証事業に参加する地域住民の募集を目的に、 2022年9月に高齢者世帯の地域住民を対象にセミナ ーを実施し、36名が参加しました。セミナーでは、 当社が過去に開発したネオポリスを再耕する「リブ ネスタウン事業」や、「人生100年時代を自分らし く過ごすために」をテーマにした講義を行い、高齢 者の就業支援やコミュニティバスの運行支援援とい った当社のこれまでにおける取り組みや、将来の介 護医療費用、終活、相続について説明しました。
■ワークショップ
高齢者世帯の地域住民が望む住まいのあり方に関 する情報収集を目的に、2022年10月からワークシ ョップを実施しています。「健康・住まい・街」を テーマにした勉強会を行い、参加者の将来の生活に おける悩みや、当社が考える今後の住まいのあり方 を議論しました。これまでに、4回開催し、のべ60 名が参加しました。
今後は、ワークショップ参加者を中心に個別ヒアリングを行い、団地内での生活を望む住民の健康状態やライフ
ステージに応じて選択できる住まい(住継ぎ先)を建設・検証する実証事業を展開するとともに、住継ぐことで発生
する空き家をリノベーションし、子育て世帯を呼び込む仕組みづくりを進めていきます。
●「緑が丘ネオポリス」再生に向けた当社の主な取り組み
●リブネスタウンプロジェクトについて
当社は、1960年代から郊外型住宅団地「ネオポリス」を全国61カ所に開発してきました。その多くはまちびら
きから30年以上が経過しており、住民の高齢化、空き家・空き地の増加、人口減少といった課題がみられます。
当社は、これらの課題を解決し、街の魅力を新たに創出する「リブネスタウンプロジェクト」を2015年より開
始、現在、8つのネオポリスで団地再耕事業を進めています。
【当社が団地再耕事業を進めているネオポリス】
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