大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

2022/09/12

ニュースレター

大和ハウス工業株式会社
代表取締役社長 芳井 敬一
大阪市北区梅田3-3-5

■中部地方の物流施設で初の認証取得

「(仮称)Dプロジェクトみえ朝日町」が「ABINC認証」を取得

 大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一)が開発中の「(仮称)Dプロジェクトみえ朝日町」が、2022年8月26日、中部地方(※1)の物流施設として初めて「いきもの共生事業所認証(ABINC 認証)」(※2)を日本トランスシティ株式会社とともに取得しましたのでお知らせします。
 なお、同施設は、日本トランスシティ株式会社が2023年6月30日の竣工と同時に取得予定です。

※1. 新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県

※2. 一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(ABINC)が、一般社団法人企業と生物多様性イニシアチブ(JBIB)の開発した「いきもの共生事業所®認証ガイドライン」および「土地利用通信簿」を評価基準として、高い生物多様性への取り組みを評価・認証する制度

【 「(仮称)Dプロジェクトみえ朝日町」外観パース 】

●「(仮称)Dプロジェクトみえ朝日町」について

 「(仮称)Dプロジェクトみえ朝日町」は、当社が開発中の生物多様性に配慮した物流施設です。

 本施設では、計画地およびその周辺に生息する植物や鳥類、昆虫類などを対象に自然環境調査を実施し、周辺環境との調和や地域の生物多様性に配慮した整備、地域共生活動を計画しました。(※3)

 整備計画では、地域の生態系に配慮して、コナラやヤマザクラ、ツツジ類、ヤマハギなどの在来種から草木を選定しました。また、本計画地は三重県が準絶滅危惧種に指定するコチドリの生息地に近接することから、コチドリの営巣環境を整備するために砂や小石を敷いた環境を整備予定です。

 地域共生活動では、地域住民の方々と連携して、周辺の水田や水路などに生息するメダカ、ドジョウなどの生き物を、敷地内に整備した水辺のあるビオトープエリアに放流する予定です。また、長期的に保全活動が維持されるよう、自然観察イベントや環境教育プログラムなど地域の方々と連携した維持管理を計画しています。

 このような生物多様性保全への取り組みが評価され、中部地方の物流施設で初めて「ABINC認証」を取得しました。

※3. 植栽計画ならびに地域共生活動の内容は、一部変更となる場合があります。

【 敷地図 】

●ABINC事務局からの評価コメント

 動物の生息場所に対する配慮が多く計画され、他の模範となり得る計画となっており、特に水辺の観察路としてウッドデッキを配置し、その下を生物が往来できるようにした計画は、限られた敷地の中で工夫を凝らしている良い事例です。また、水循環や物質循環への高い配慮や詳細かつ目的が明確なモニタリング調査の計画、地域住民と協力した環境教育プログラムも非常にレベルの高い内容で、今後の展開にも期待できます。

■「(仮称)Dプロジェクトみえ朝日町」概要
名称:「(仮称)Dプロジェクトみえ朝日町」
所在地:三重県三重郡朝日町大字埋縄
交通:伊勢湾岸自動車道「みえ朝日インターチェンジ」より約700m、JR関西本線「朝日駅」より約1.4km
開発面積:77,403.45㎡(約23,414.54坪)
延床面積:64,203.81㎡(約19,421.65坪)  
構造・規模:鉄骨造 3階建て  
着工
:2022年7月1日  
竣工予定:2023年6月30日  

大和ハウスグループの環境への取り組みについて

 大和ハウスグループでは、環境長期ビジョン「Challenge ZERO 2055」において、「自然環境との調和」を環境活動重点テーマの一つに掲げ、自然資本とそれらが生み出す生態系サービス(※4)の保全・回復に努めるとともに、事業を通じて自然環境との調和、緑豊かな街づくりに取り組んでいます。

 商品・サービスの取り組みとしても、量を増やすだけでなく、質への向上も図るため、「みどりをつなごう!」を合言葉に在来種を中心とした緑化計画を推進しています。

 今後も当社は生物多様性の保全に配慮した施設開発を推進することで、地域社会の持続可能な発展に貢献していきます。

※4. 食料や水の供給、気候の安定など、生物多様性を基盤とする生態系から得られる恩恵のこと

【 現地図 】

以上

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