2025/09/22
ニュースレター
大和ハウス工業株式会社
代表取締役社長 大友 浩嗣
大阪市北区梅田3-3-5
■当社海外最大の延床面積を誇る大型マルチテナント物流施設
「DPL Malaysia Shah Alam Ⅲ(ディーピーエル マレーシア シャーアラム スリー)」竣工
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大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大友浩嗣)は、マレーシア・セランゴール州において、当社マレーシア3棟目となる、当社海外で最大の延床面積を誇る大型マルチテナント型物流施設(※1)「DPL Malaysia Shah Alam Ⅲ(ディーピーエル マレーシア シャーアラム スリー、以下:「DPLマレーシア シャーアラムⅢ」)」(地上3階建て、敷地面積:60,742㎡、延床面積:156,122㎡(※2)、賃貸面積:115,420㎡)の開発を2023年3月より進めてまいりましたが、2025年9月18日に竣工し、本日(9月22日)セレモニーを開催しました。
なお当プロジェクトは、当社のマレーシア現地法人Daiwa House Malaysia Logistic Sdn. Bhd.(ダイワハウスマレーシア ロジスティクス)を通じて行いました。
※1. 複数のテナントが入居できる物流施設のこと。
※2. 東京ドーム約3個分。 
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当社は、海外における物流施設開発として、ベトナム社会主義共和国、インドネシア共和国、タイ王国、マレーシア、米国の5カ国において、物流施設計28棟、総延床面積約807,000㎡の開発を手掛けてまいりました。(※3) このたび竣工した「DPLマレーシア シャーアラムⅢ」は、近年マレーシア国内で一般消費財やEコマースなどの需要が高まるなど、ニーズが多様化する物流に対応した施設です。 当施設は、当社が開発した物流施設2棟「DPLマレーシア シャーアラムⅠ」「DPLマレーシア シャーアラムⅡ」の隣接地で、工場や物流施設が建ち並ぶエリアに位置しています。マレーシアの首都クアラルンプールの中心部から約27km、東南アジア・中東・欧州を結ぶ主要航路の要衝の港「クラン港」から約24km、「クアラルンプール国際空港」から約40kmに位置する、陸海空の玄関口にアクセスしやすい立地です。 あわせて、当施設は、テナント従業員の働きやすい環境を整備したことに加え、全館LED照明を採用するなど環境負荷低減にも配慮しました。 今後も当社は、各国のニーズに対応した物流施設開発を拡大していきます。 ※3. 2025年8月末日時点。 |
●ポイント
1.当社海外で最大の延床面積を誇る大型マルチテナント型物流施設
2.テナント企業の従業員の働きやすい環境を整備
3.消費地のクアラルンプールに近く、物流拠点として海と空の玄関口にアクセスしやすい
好立地
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1.当社海外で最大の延床面積を誇る大型マルチテナント型物流施設 当施設は、当社海外で最大規模の延床面積(156,122㎡)を誇り、各階に接車ができるようランプウェイを設けた大型マルチテナント型物流施設(地上3階建て)です。 施設内には、屋内型の高床式トラックバース(115台分)を備えるとともに、ドックレベラー(※4)を設置したことにより、荷下ろしをスムーズに実施できることに加え、天候に左右されないため、効率的な荷物搬入出を実現しました。 また、最大12テナント(※5)の入居が可能で、各区画に設置した事務所は、テナント企業が入居後すぐにご利用いただけるように内装仕上げを施しました。あわせて、近年マレーシア国内においても需要が高まるコールドチェーン(低温物流)にも対応可能(※6)としています。 さらに、火災発生時に被害を最小限に抑えるため、十分な放水量があり、短時間で制圧消化が可能なスプリンクラーシステム「ESFR」(※7)を採用しました。 環境面では、全館LED照明を採用したり、太陽光発電システムの設置が可能な仕様としたりするなど、環境負荷低減にも配慮しました。 ※4. 荷物の出し入れをする際に、高さを調整する装置。
※5. 1区画の賃貸面積6,432㎡~11,849㎡。
※6. 1階のみ。別途追加工事が必要。
※7. Early Suppression, Fast Response(早期抑制、迅速な対応)の略。 
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2.テナント企業の従業員の働きやすい環境を整備 当施設には、従業員用の屋内駐車場(自動車484台、二輪車515台)や、駐車場内に直通エレベーター(※8)を設置したことにより、利便性と安全性に配慮しました。 また、各区画に男性用・女性用1室ずつ祈祷室を設置するなど、テナント企業の従業員が働きやすい環境を整備しました。 ※8.カードキーをかざすことで、業務するフロアのボタンが押せる仕組みのエレベーター。 |
3.消費地のクアラルンプールに近く、物流拠点として海と空の玄関口にアクセスしやすい好立地 「DPLマレーシア シャーアラムⅢ」は、工場や物流施設が建ち並ぶシャーアラム地区に位置しています。シャーアラム高速道路「コタ・ケムニンインターチェンジ」から約3.5km、クアラルンプール中心部から南西に約27kmと、クアラルンプールからEコマース利用者や市街地の商業施設への配送などの拠点として、消費地へのアクセス性の高い立地にあります。 また、当施設から約24kmにある「クラン港」は、アジア・中東・欧州を結ぶ主要航路の要衝として、グローバルなサプライチェーンの中核を担う、2024年のコンテナ取扱量では世界第10位(※9)にランクインした港です。 あわせて、「クアラルンプール国際空港」から約40kmと、クアラルンプールと港湾・空港の中間地点にあるため、物流拠点として海と空の玄関口にアクセスしやすい立地となっています。 ※9. 英国の海運誌「ロイズ・リスト2025」より。 
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■建物概要
名 称
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「DPL Malaysia Shah Alam Ⅲ」
(ディーピーエル マレーシア シャーアラム スリー)
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所 在 地
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マレーシア・セランゴール州シャーアラム
(Lot22203, Jalan 33/52, Section 33, 40450 Shah Alam, Selangor, Malaysia)
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交 通
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シャーアラム高速道路「コタ・ケムニンインターチェンジ」から約3.5km
クアラルンプール中心部から南西へ約27km
「クラン港」から東へ約24km
「クアラルンプール国際空港」から北へ約40km
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建物用途
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マルチテナント型物流施設
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事業主・運営会社
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Daiwa House Malaysia Logistic Sdn. Bhd.
(ダイワハウスマレーシア ロジスティック スンディリアンベルハド)
大和ハウス工業株式会社100%出資会社
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設計
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Arkitek IPPM Sdn. Bhd.
(アーキテック アイピーピーエム スンディリアンベルハド)
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施工
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SLG Construction Sdn. Bhd.
(エスエルジー コンストラクション スンディリアンベルハド)
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構造・階数
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鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)・地上3階建て
有効高さ:1階・2階12m(一部6m)、3階11m~14m、床荷重:3.0t/㎡(一部1.5t/㎡)
幅:276m、奥行き:1階123m、2・3階108m
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総事業費
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約170億円
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敷地面積
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60,742㎡(約18,374坪)
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延床面積
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156,122㎡(約47,226坪)
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賃貸面積
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115,420㎡(約34,915坪)
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入居可能テナント数
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12テナント (1区画6,432㎡~11,849㎡)
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着 工
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2023年3月1日
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竣 工
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2025年9月18日
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入居開始
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2025年10月1日
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お客さま
お問合せ先
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大和ハウス工業株式会社 ビジネス・ソリューション本部
事業統括部 海外事業推進部 インダストリアルグループ
TEL:03-5214-2205
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Daiwa House Malaysia Logistic Sdn. Bhd.
(ダイワハウスマレーシア ロジスティック スンディリアンベルハド)
e-mail:info@daiwahouse.com.my(日本語・英語可)
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以上
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