大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

大和ハウス工業株式会社

建設業の今を伝え、未来につなげる

学生向け体験イベント「コンストラクション・カレッジ」を開催

 建設業界では、将来の担い手不足が大きな課題となっています。国土交通省によると、2025年の建設業就業者は55歳以上が約37%を占める一方、29歳以下は約12%にとどまっており、高齢化が進んでいます。建設業の生産体制を将来にわたって維持していくためには、若い世代の入職促進や定着が不可欠とされています。また、建設業の就業者数は1997年の685万人をピークに減少し、2025年には478万人となるなど、人財確保は業界全体の課題となっています。(※1)
 2027年卒の採用市場においても人財獲得競争は引き続き激化しています。リクルートワークス研究所の調査によると、2027年卒の大卒求人倍率は1.62倍となり、企業の高い採用意欲が続いています。特に建設業の求人数は12.8万人と前年から16.3%増加しており、若手人財の確保が一層重要になっています。(※2)
※1. 総務省統計局「労働力調査(2025年平均結果)」(2026年1月30日公表) 統計局ホームページ/労働力調査(基本集計)年平均結果
  一般社団法人日本建設業連合会「建設業デジタルハンドブック」建設の現状「4.建設労働」より抜粋  4. 建設労働 | 建設業の現状 | 日本建設業連合会
※2. リクルートワークス研究所「大卒求人倍率調査(2027年卒)」 大卒求人倍率調査(2027年卒)|調査|リクルートワークス研究所

 このような背景のもと、大和ハウスグループでは2024年より、学生が建設業の仕事内容や技術に触れ、その魅力を知ってもらうことを目的として、「コンストラクション・カレッジ」を開催しています。3回目となる今年は、大和ハウス工業株式会社、大和リース株式会社、株式会社フジタの3社が共同で企画・運営し、8月28日にグランフロント大阪で開催しました。建築・都市・デザイン分野などを学ぶ大学生・高等専門学校生・専門学校生を対象に、設計、施工管理、設備、構造設計、研究開発などの職種を紹介しました。

 当日は57名の学生が参加しました。イベントでは基調講演として建築家 小堀 哲夫氏をお招きし、「私たちの建築」をテーマに建設業の魅力やものづくりの面白さについてお話いただきました。その後、職種を説明するブースごとに、実際に現場で働く技術系社員自らが具体的な仕事内容ややりがい、仕事への想いを、クイズやグループワークなども取り入れながら伝えました。また、今年は実際の技術やシステムを体験できる実演コーナーを充実させました。グループ会社である株式会社伸和エージェンシーによる外部システムの展示を実施するなど、過去2回を上回る幅広い体験型コンテンツを用意しました。

 建設業を支える職種は、設計や施工管理が注目されがちですが、実際は研究開発や設備など多岐にわたります。多様な職種を学生に紹介するとともに、学校で得た知識や技術が実際に仕事の中でどのように活かされるのかを伝えることで、参加学生が自身の将来を考える機会を提供しました。

 イベント終了後のアンケートでは、「実際に働く社員の話を聞けてとても参考になった」「建設業について興味を持った」「業務への理解を深めることができた」などの声が寄せられました。また、建設業へのイメージについては、回答者の全員が「とても良いイメージになった」または「やや良いイメージになった」と回答しました。さらに、9割以上の参加者が本イベントを「ぜひ勧めたい」または「機会があれば勧めたい」と回答しており、今回の取り組みが建設業への理解促進や関心向上につながる有意義な機会となりました。

 また、イベント運営にはグループ会社を含む多くの技術系社員が参加し、学生へ説明するための資料や体験プログラムの企画から準備・運営までを行い、建設業の魅力発信に努めました。当イベントは学生だけでなく社員にとっても、学生との交流を通じて新たな視点や気づきにつながるほか、自らの仕事の価値を改めて見つめ直すなど自己成長の機会ともなっています。また、グループ会社の技術系社員が交流する場となることで、横のつながりが活性化し、シナジー効果の創出につながることも期待しています。

 大和ハウスグループは今後も、「コンストラクション・カレッジ」を通じて、未来の建設業を担う人財との接点づくりを推進していきます。学生が建設業への理解を深め、将来について考える機会を提供することで、建設業界全体の活性化と持続的な発展に貢献していきます。

■学生からの関心が高かった体験(アンケート結果より)




未来の担い手との接点を広げるために

 コンストラクション・カレッジは採用活動を目的としたイベントではなく、学生が建設業への理解を深め、自身の学びと仕事とのつながりを考える機会として開催しています。そして当イベントは今年で3回目を迎えました。建設業の人手不足という課題に向き合うためには、一度きりの取り組みではなく、継続して学生の皆さんと接点を持つことが重要だと考えています。
 過去の参加者の中には、本イベントをきっかけに建設業への関心を深め、その後、建設業に携わる道を選んだ方もいます。回数を重ねることで、本取り組みに対する社内外での反響や理解の広がりを感じています。

 今回のイベントでは、前回のアンケート結果をもとに、社員との対話や実際の技術やシステムを体験できるコンテンツをより充実させるなど、対面だからこそ実施できるプログラムを重視しました。
 イベント後のアンケートでは、「興味を持った職種」として回答いただいた職種に偏りがなく、幅広い職種に関心が寄せられたことが印象的でした。各ブースでは社員が試行錯誤しながら、それぞれの仕事の魅力ややりがいを伝えており、建設業の多様な仕事の面白さを感じていただけたのではないかと考えています。

 また、本イベントは学生だけでなく、参加した社員にとっても学びの機会となっています。若い世代の価値観や考え方に触れることで、自らの仕事の意義や魅力を改めて見つめ直し、グループ会社の垣根を越えた交流にもつながっています。

 今後も継続的に開催し、より多くの学生に建設業の魅力を伝えることで、学生の皆さんが自分自身の可能性や将来の選択肢を広げるきっかけとなり、次代の建設業を担う人財の芽を育むことにつながることを願います。



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