執行役員
(デジタル戦略担当)
川口 正起
デジタルと業務改革がひらく、価値創造への道
2025年1月、当社情報システム部門は、組織および業務のスリム化・強靭化を目的に組織再編し、デジタル戦略部として生まれ変わりました。デジタル技術の活用を通じて、企業価値最大化の実現に取り組んでいきます。
「バックオフィスのデジタル化」では、これまでの「働き方改革」を振り返り、もっとよい会社にしたい、という多くの社員の声をもとに「シン働き方改革」として推進しています。まず、スピーディーに効果を創出できるテーマから優先して進め、今年度からは、より大きな改善効果は見込めるが、高い壁も乗り越えなければならないテーマに挑戦しています。
また、生成AI活用では、2023年度から社内で生成AIに触れる環境を提供開始し、現在、さまざまな取り組みが行われつつあります。今後の活用拡大に向け、基盤整備やガバナンス、リテラシー向上など、技術進歩に応じた方針・体制に進化させていきます。
デジタル技術には、付加価値の高い時間を生み出し、社員ひとりひとりが持てる力を発揮することで、世の中の役に立つ商品やサービスの創出につながる大きな可能性があります。デジタル技術が切り開く、新しい未来の景色を描いていきたいと考えています。
今後とも関係各位のご理解ご支援をよろしくお願い申し上げます。
当社は2019年5月に第6次中期経営計画のひとつとして「働き方改革及び技術基盤整備」に1,000億円を投じることを掲げました。そのなかで情報システム部門では、2019年度から2021年度までを第6次IT中期計画として、働き方改革とデジタル化を進め、「バックオフィスのデジタル化」に取り組んできました。主なテーマとして「テレワーク推進」、「コミュニケーション変革」、「業務システムの刷新」、「情報セキュリティ対策の強化」、「グループ会計ガバナンスの強化」などに推進してきました。
また、2022年5月には第7次中期経営計画のひとつとして「経営効率の向上・経営基盤の強化」を目指し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を掲げています。そのなかで情報システム部門では、2022年度から2026年度までを第7次IT中期計画として、「ライフタイム顧客接点強化」、「バリューチェーンのデジタル化」、「新規事業支援基盤構築」、「グローバルアーキテクチャ・ITオペレーティングモデル」、「データ活用力強化」、「IT組織変革」、「働き方改革」に取り組んでいきます。




