大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

DXアニュアルレポート2025

DX推進を支える組織体制

ローソングループ [豪州]

目的、ビジョン

時代の変化に加えて、販売チャネルの多角化を進める中で、カスタマージャーニーを通じたワークフローの透明性を求められるようになりました。ステークホルダーに対する説明責任と社内における生産性を高め、顧客体験の向上を目指し、既存のCRM(顧客関係管理)ツールを利用しての社内書類をデジタル化(一元管理)、セールスタスクとオペレーションタスクのワークフロー機能追加を進めています。

取り組みの全体像

プリコンストラクション(設計完成後~着工)ワークフロー

プロジェクトの成果

図1:ワークフローのダッシュボード イメージ(参考)

昨今の主な取り組み

A)ACC(Autodesk Construction Cloud)の有効化

社内には、利用頻度の低くかつ相互に連携されていないアプリケーションが多数ありました。その結果として商品開発、販売、プリコンストラクション、建設の全過程で業務の非効率が生じていました。
そういった状況を改善するために、Autodesk Construction Cloudと関連するアプリケーションをその他の既存アプリケーションに導入・統合することにより、標準化システムのアプリケーションとワークフローを提供することにしました。

図2:Autodesk Construction Cloudと各種アプリケーションの相関図

B)データレイクの強化

データの可視性の向上、報告の合理化、迅速な意思決定の支援を提供できるように、Power BIのダッシュボードへの投資を継続しています。これらのダッシュボードは、追加的なデータソースを統合し、報告フレームワークを進化する事業戦略と整合させることで、データ駆動型の意思決定を支援し、パフォーマンス指標を戦略的目標と整合させ、データエコシステム内の組織全体の業務の透明性を向上させるために重要な役割を果たしています。
さらに、オートメーションとAIを活用して、データからより大きな価値を引きだし、組織全体のイノベーションを推進する機会を積極的に探っています。

今後の展開

進化するIT戦略の一環として、エンタープライズ・アプリケーションへの投資と、ビジネスの変革を推進するための社内システム統合に取り組んでいます。現在の取組みを踏まえ、データの可視性向上、AIの活用、サイバーセキュリティの強化に引き続き焦点を当てます。
今後中長期的な戦略としては、ビジネスプロセスの合理化、ユーザー体験を含む組織全体での業務効率の更なる向上を目的に、ERPシステムのアップグレードを検討しています。

Rawson Group Head of IT
Jason Bwin

デジタルでイノベーションの基盤を構築

ローソン社は情報に基づく意思決定(インフォームド・ディシジョン・メイキング)、パフォーマンスのトラッキング、オペレーショナル・エクセレンスを支える最新のエンタープライズプラットフォームを兼ね揃えています。
IT部門では、戦略的優先事項をサポートするデジタル・ソリューションを統合することで、部門横断的なシナジーを可能にし、組織全体でスケーラブルなイノベーションの基盤を構築することを目指しています。
今後は、オートメーションやAIなどの新技術の活用を検討し、ITテクノロジーの分野からローソン社の将来を見越した組織強化を図っていきます。

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