大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

DXアニュアルレポート2025

DX推進を支える組織体制

スタンレー・マーチン [米国]

目的、ビジョン

当社は、優れた住宅を提供するためには、信頼できるトレードパートナー(業者さま・サプライヤーさま)との強固な関係構築が不可欠であると考えています。私たちの目標は、単なる情報提供にとどまらず、トレードパートナーの業務効率と成功を後押しするテクノロジーを提供し、「選ばれるビルダー」になることです。ホームバイヤーポータルの成功を経て、今度は取引先向けの「トレードパートナーポータル」を再構築することに注力しました。この取り組みは、トレードパートナーとの真のパートナーシップを実現し、共により良い未来を築くための第一歩です。

取り組みの全体像

私たちはまず「現場の声」に耳を傾けることから始めました。2023年から2024年初頭にかけて、トレードパートナーへのアンケートやインタビューを通じて、旧システムの課題と必要な機能を明確化。

これに基づき、以下のような取り組みを進めました:

カスタム開発:

主な機能:

このポータルは、パートナーの業務スタイルに合わせて設計されており、「使いやすさ」「正確さ」「スピード」を追求しています。

図1:トレードパートナーポータル

昨今の主な取り組み

取り組み①:現場管理用携帯アプリの導入

現場監督が携帯アプリを利用して、担当現場の工程管理、発注内容の確認、追加発注書の作成が行えるようになりました。本アプリは、社内システムと連動しているため、タイムリーな工程管理を可能とし、発注書作成も迅速に行えるようになります。

取り組み②:AutoCAD図面のRevit化

AutoCADから3Dモデリングが可能なRevit(BIM対応ソフト)へ移行を開始しています。図面をRevit化することで、設計・積算・発注にかかる手間を最小限に抑えることができ、正確な積算が可能となる為、建築原価を正しく予算計上し発注することができます。

取り組み③:ホームバイヤーポータルの導入

この集中型プラットフォームは、契約後の書類共有や情報提供のハブとなり、お客さまは建設中も必要書類に迅速にアクセスできます。引渡後も、メンテナンスやFAQ、分譲地情報、その他コンテンツなどポータルを通じて継続的にサポートし、顧客満足度の向上を図っています。

効果、今後の展開

新しいトレードパートナーポータルは、現時点でも高度な機能を備えていますが、今後さらなる進化を予定しています:

このプロジェクトは単なるシステム刷新ではなく、「オペレーショナル・エクセレンス」「イノベーション」「パートナーシップ」の象徴です。当社は、これからも社員・お客さま・パートナーさまにとって、よりスマートで強靭な未来を共に築く存在であり続けます。

Information Technology
Chief Technology Officer (CTO)
Nick Jones

テクノロジーとは、創造力と精密さが融合し、よりスマートで明るい未来を築くための可能性を秘めたアートである

スタンレー・マーチンでは、最先端のクラウド技術を駆使して、より効率的でお客さま中心の組織を目指しています。私たちは、お客さまや取引先が必要とする情報や、お困りごとを素早く解決し、信頼関係や協力関係をさらに深化させていきます。
最先端テクノロジーを駆使しDXを進めることで、スタンレー・マーチンが思い描く、理想的な住宅事業の実現が可能となります。テクノロジーは、まさにアートです。

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