DX推進を支える組織体制
デジタル戦略部では、顧客満足度の向上と高品質なソフトウェア製品の継続的な提供を目指し、国際規格であるISO9001に準拠した品質マネジメントシステム(QMS)(*1)を構築・運用しています。
このQMSは、以下の8つのプロセスで構成されています。
これらのプロセスをPDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルで回すことで、ITサービスの品質を継続的に改善しています。
また、QMSの運用は、「品質マニュアル」「規定」「手順書」「記録」の4つの体系に基づいて文書化されています。これらの文書は継続的に見直しが実施され、最新かつ適切な状態に保たれることで、品質活動の透明性と一貫性が確保されています。
(*1)QMS(Quality Management System):顧客に提供する製品やサービスの品質を継続的に改善していく仕組み
図1:品質マネジメントシステム全体図
図2:品質マネジメントシステムの体系
デジタル戦略部では、品質マネジメントシステムの有効性を多角的に評価し、継続的な改善につなげています。主な評価のポイントは以下の通りです。
QMSの運用状況は、年1回の内部品質監査で詳細にチェックされます。監査結果はマネジメントレビューで経営層に報告され、今後の改善計画や品質目標の見直しに活用されます。これにより、部門の品質目標達成度を評価し、組織的な改善を促進しています。
QMSの運用を支える人財の育成にも力を入れています。特に、部門内の新入社員や転属者に対しては、QMSの基本を理解させるためのISO教育(基礎編)と、業務への適用を促すためのISO教育(実践編)を実施しています。これにより、従業員一人ひとりが品質意識を高め、QMSの適切な運用を担うことができます。
これらの取り組みにより、デジタル戦略部はソフトウェア製品品質の維持・向上に取り組んでいます。