DX推進を支える組織体制
私たちは、①大和ハウスグループのお客さまへの決済サービスの提供 ②大和ハウスグループ企業の業務効率化 ③大和ハウスグループのお客さま満足度の向上の3点を目的として、「D.D.けっさい」というサービスを開発いたしました。D.D.けっさいを通して、お客さまとのよりスムーズなリレーション構築を図り、グループ間の利便性およびお客さま満足度の向上を目指します。
D.D.けっさいは、申込・自動審査・債権管理・請求・お客さま管理・ポイントシステム・電子注文書を、それぞれ自由に組み合わせて利用いただくことが可能なシステムです。(図1)
物件引き渡し後のさまざまなシーンでD.D.けっさいを通して継続的にお客さまとの接点を持つことで、お客さま満足度の向上につなげます。(図2)
図1:D.D.けっさいについて
図2:継続的な利用について
D.D.けっさいの持つ機能(図1)を活用し、リフォーム工事受注業務の効率化を実現しています。
これまで、営業担当者は紙のリフォームローン申込書を持ち歩き、直接お客さまを訪問して、申込いただいていました。D.D.けっさいを活用しWEBでの申込が可能になることで、申込フローの簡便化や審査時間の短縮、および業務効率化が実現されております。さらに、お客さまはこれまで現金払いの場合、各銀行等へ振込の手続きが必要でしたが、D.D.けっさいを活用することで、口座振替で支払いを行うことが可能となり、お客さまの利便性の向上も実現されています。さらに、口座振替でお支払いいただいた金額に応じて、次回のリフォーム工事代金支払いの他、さまざまな商品に交換できるポイントが貯まります。
大和ハウスリフォームが取り組む「GMOサイン電子署名システム」を利用した注文書電子化にあたり、同システムとD.D.けっさいのシステム連携を行いました。注文書に必要な内容とD.D.けっさいが保持する情報が重複することから、D.D.けっさいの入力内容がそのまま注文書に反映されるようになり、大和ハウスリフォームでの運用効率化を実現しました。
また、大和ハウス工業の基幹システムとデータ連携を行うことで、入力業務の削減にも寄与します。
D.D.けっさいは、大和ハウスグループの顧客満足度の向上、グループ会社の業務効率化ならびにお客様との継続的な接点の拡充を目指しています。
D.D.けっさいの展開と並行し、新たな取り組みとして、当社が発行するHeartOneカードの会員様専用アプリ「HeartOneポータル」を2025年5月にリリースしました。HeartOneポータルにおいてもグループ各社・各事業の会員様との連携促進によるロイヤリティ向上を計画しており、将来的にはD.D.けっさいとアプリの融合を図り、グループ全体におけるお客様との接点を一元化することで、シームレスかつ統合的なサービス体験の提供を目指します。これにより、“お客様と大和ハウスグループをつなぐプラットフォーム”として進化させ、持続的な企業価値の向上に貢献していきます。