代表取締役副社長
技術本部長
村田 誉之
技術がつなぐ、価値創造のバリューチェーン
当社は2017年にBIMの導入を開始し、2019年には建設DXの取り組みに着手しました。以来毎年積極的な投資を続け、現在では日本の建設業界ではトップランナーと言えるまでになっています。第7次中期経営計画においても、事業価値と社会価値を共に最大化し続ける持続的成長モデルの構築を目指して、「技術基盤の強化」と「バリューチェーンの構築」に取り組んでおり、現在はBIMを基軸とした建設データを連携・活用する段階まで来ています。2025年度は、BIMによる確認申請のデジタル化、流通・建築分野でのCO2排出量の見える化など、実務に根差した施策が加速しています。
また、技術領域におけるDXは、建設業界の技術者や技能者が、より安全に、快適に、効率的に、創造的に働ける環境をつくりだす「建設現場の働き方改革」でもあり、BIMやタブレットの活用、定点カメラによる遠隔管理、AIによる映像解析など、現場の省人化と安全性向上を実現しています。
私たちは、「技術の大和ハウス」を実現すべく、「建設技術×デジタル技術」の融合により、建設現場の改革を加速させ、高い付加価値と持続可能な社会の実現に貢献していきます。
当社は新しい働き方を実現する「バックオフィスのデジタル化」と並行して、「バリューチェーンのデジタル化」を進めています。
「バリューチェーンのデジタル化」では、建設業界全体のスマート化につなげる「建設プラットフォーム」やお客さまの実現したい人生をサポートする「 お客さまとのつながり強化」を進めます。また、BIM情報を高度に利活用することで建設DXを実現する「ものづくり改革」や物流施設の自動化などを目指す「建物管理の高度化」にも取り組んでいます。



